【お詫び】
前回の大己橋記事最後にこの橋の読み方を「だいき」橋と書いたが、正しくは「たいき」橋の誤りでした。申し訳ございませんでした~。
つうわけで今宵のお題、すでに前回登場していた。
これ。
この大きな建物、実はこの橋に出会う直前に県道から見ていた。
その時のお姿がこれ。
この時けっこう雨がしっかり降っていたために、車から降りて見に行かなかったのが悔やまれる。結局この後すぐ下車することになったわけだし…。
実は前回の記事を書くにあたってようやく知ったんだが、これは廃校となった大己(たいき)小学校校舎で、なんとこの時点で和歌山県内最古の木造校舎だったのだそうだ。
学校自体は1879(明治12)年、東隣りの大谷と防己からひと文字づつ採って創立、この校舎は1903(明治36)年に完成、1913(大正2)年に増築されたものだという。1970(昭和45)年3月に閉校して48年(訪問時)、こうして老朽化しながらも県道を見下ろしていた。
わたくしも一見して廃校舎であることは認識したものの、このあたりは弊社業務範疇(笑)のボーダーラインであり、この写真一枚でよしとしてしまった。
「してしまった」。廃、ご想像どおり。
保存も検討されたものの、残念ながら2022年に解体撤去されてしまったのだという。趣味的には悲しいものがあるが、町の限られた予算で補強工事と維持管理のランニングコストは、確かに厳しいだろうし、致し方ない。
最後に、ストビューを載せておく。
撤去前年である2021年3月のストビューでは、桜が咲いてとてもいい雰囲気。ぜひ見てみてほしい。
以上。