【前篇】より続く。
改めて、深谷大橋に山口県側から正対。
日差しを浴びて、無害に横たわっている。相変わらず通行する車両は皆無。
改めてのお名前、
深谷大橋。
左の親柱は、
深谷川。まさにその名の通りの、「深い谷」だ。
そして、これだ。
橋梁名の看板(管理者とか明示してあるのも珍しい気がするが、「この手の橋」ならではか)の下にある、「ひとりぼっちで悩まないで」の「島根いのちの電話」。
やっぱそういうことよな…あの高いフェンスは。普通の橋めぐりではそう見かけることもないが、「そういう場所」になっちゃうと設置されるよね、この手の看板が…。実際、ネットでちょっと調べてみたら、やっぱりそうだった。
親柱脇からちょっとのぞいてみれば、
コレモンである。
そういうことを差し引いても、まあ確かに高い。(写真撮ってないが)島根県側にあった説明看板によると、深谷川の谷底までは80mほどもあるのだそうだ。確かに元の欄干、低いな…。
そして上路スパンドレルアーチであることをわずかでも視認できるのは、ここしかない。ここに来るまでの道中で木立越しにサイドアングルを望めるポイントがあったが、写真を撮るほどの眺望がなかった。
そんなわけで、
後付けの高いフェンスでガッチリと守られている。
こちら上流側。
ちなみにフェンスが設置されたのは、2008年のことらしい。
そして下流側にあったのが…
この扉だ。これがなんか怖い。
もちろん扉を開いたとして、その先には1センチたりとも余地はない。心霊系サイトなんかには「遺体を引き上げるためのもの」とか書いてあるものもあったが、イヤイヤイヤ、さすがにそれは。単に保守点検の際のエントリーポイントだと思う。
にしてもだ、怖いもんは怖いのよ。
カメラだけを差し出して、チラッと…。
無理無理無理無理。
いや、確かにさぞかし、
壮大な橋だろうなこれは。
こちらのサイト様記事最初の写真をご覧いただきたい。イヤこりゃ凄いわ。エリアでは有名な紅葉の名所ってことで、ちょうどここ最近とか人出が多かったのではないだろうか。この時は穏やかそのものだったが。
都合一往復半して、
最後に改めて島根県側より正対。
欄干の赤に対してフェンスの色が抑えられているだけに、高所にあるがゆえのスッキリ感は損なわれていない。
おお、お誕生日キタ。
昭和37年3月。
そしてかな表記。
ふかたにおおはし。ここでようやく「ふかや」でなく「ふかたに」だと知る(笑)。
予期せず通った県道で出会った、県境の橋。
意外とうちでは紹介してない類の橋だが、楽しめた。
以上。