大又隧道訪問記【6】(三重県熊野市飛鳥町大又/五郷町湯谷) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【5】より続く。

 

 

 

では、

大又隧道を後に、進軍再開。

 

どこへ行くのかって?その行き先こそが、文政スギだった。

 

 

 

 

 

その目的はふたつ。ひとつは、杉の巨木の森というものに純粋に興味をかき立てられたこと。そしてもうひとつは…この地図をご覧いただきたい。

右下の道が途切れているところが大又隧道だが、なんということでしょう。文政スギのところも、林道が途切れているような描かれ方をしているじゃあーりませんか。まるで隧道があるかのように。地理院地図ではそんなふうには描かれていないんだけど。

 

まあよく見れば薄い線で道筋も描かれているのだが、わたくしスマホ画面でこれを見たためにそんな細かいところまではわからず、気になったので確認に行こうと思った次第。しかしなんでこんな描き方してるんだろう。

 

 

 

 

 

手抜きで申し訳ないが、文政スギ手前まではコメント最小限、写真メインでご覧あそばせ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

途中、謎の作業道が分岐。

もちろん?追いかけてない。

 

 

 

 

 

続いての橋からは、

ナメ滝が見渡せた。

 

 

 

 

 

水量があれば

けっこうきれいだったと思うんだが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隧道から歩くこと12分。

パッと開けて、今日イチで広い広場が登場。いかにも幕間の雰囲気。

 

 

 

 

 

その広場には、

4.2km地点。あれ、また3.9kmが見当たらなかったな。

 

 

 

 

 

そしてその広場を過ぎた先には…

ひときわ「黒い」森。

 

右側には明らかにこれまでとは違う巨木が。どうやら到着したようだ。文政スギに。

 

この位置こそ、Googleマップ(の航空写真モード)で道が消えている地点。もちろん実際に隧道などはなかったわけだが、この景を見てなんか納得してしまった。確かに道が森に飲み込まれたような印象があって。いや、実際そう描かれている理由は不明だけれど。

 

 

 

 

 

足を踏み入れての振り返り。

天蓋のように林道上空を覆い隠す、江戸時代の巨杉。

 

まさに「黒い」森、明らかに空気が変わったのが伝わるかと思う。地図表記の理由が分かった、と思えた気持ちも。

 

 

 

 

 

そんな巨杉天蓋の先に、

何か見えてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

【7】に続く。