【序】より続く。
車は、この場所に停めることとした。現在地はこちら。
ついにダートになったため、少し手前の広いところに停めた次第。これは転回してから停めたので、右奥から登ってきたことになる。
13年半前の記憶が定かでなく、あの頃はもっと下の方でダート化していたように思うが、気のせいかなあ。けっこうすぐに諦めたような気がするけど。今回は思ったよりもかなり登ってこれた感。ここまでこれれば御の字だ。
余談だが、今回のアタックに際し、試してみようと思っていたことがあった。それは、隧道へのショートカット。この地理院地図をご覧いただきたい。
隧道に背を向けるように、地形に忠実に山襞を巻いていく大又佐渡林道(緑色)。いかにも迂遠でうんざりさせられる感じだが、よく見ると、車を停めたこの沢伝いに点線道が描かれており、これが(見た目では)極めて直線的に隧道方向へと抜けられそうで、距離にすれば半分弱くらいじゃないか?これはぜひ試したい!
そういう目論見で、事前にYAMAPでこの周辺の地形図をスマホにダウンロードしてきた…つもりだったのだが、現地でおもむろに地図を開こうとして…あら?なぜかダウンロードしたはずの地図が見つからない。
消えた?そんなわけないか。ダウンロードできたと思ってたけどミスってた?なんやねん。
まあチャレンジしてみてもよかったのだろうが、万が一にも「二度と」遭難したくないわたくし(笑)、地図も持たずに単独での山入りなんてことはもうやらない。ここは即断であきらめた。潔くうねうね林道につきあってやろうじゃねえか!(←バカ
つうわけで、【序】で書いた「いい意味でも悪い意味でも予想外なことがあった」というのは、「いい」ほうは予想よりもだいぶ奥まで車で進めたこと、「悪い」ほうはショートカットルートを試せなかったこと、だった。ね、大したことなかったでしょ。
さあ、気持ちを入れ替えて、
身支度を整え、6時53分、進軍開始。
大きく160度ターンしながら、二本の橋で二本の沢をまたいだところで、
ダートが始まる。
ノートさんならば、まだ頑張ってたかもしれないが、
ゴルフの場合はもう全然無理したくない(笑)。
歩くこと6分、こんなのが現れた。
こういわれても我がソフトバンクのスマホは一切つながらなかったんだが。
わたくしが注目したのは最下部の「大又佐渡林道(大又林道)起点から0.6km地点」。車で登ってきたのは「大又併用林道」だったが、いつの間にか大又佐渡林道に入っていたとは気づかなかった。600m手前ってことは、車を停めた場所よりもまだ下になるな。帰りには確認してみよう。
その少し先で、ウッとなった。
舗装が復活してる。
マジか。うーん、早まったか?と思いながら歩いてたら、
またコイツが現れた。「起点から0.9km地点」。
この後300mごとに現れてくれたこの看板、徒歩進軍のちょっとしたチェックポイント的にいいアクセントとなった。以後全部撮ったので、意味なく載せていく(笑)。
そして結果的に、
部分的に復活したりしたものの、全体的にはあそこまでで自重しておいて正解だった。そもそも停める場所がないわ。
徒歩進軍開始から19分、
「1.2km地点」を過ぎてすぐ。
ここまではどんどん隧道から遠ざかっていく方向に歩いてきたが
なんか見えてきた。
【2】に続く。