2023年7月8日、11年ぶりの大分探索第1日目。その中盤、深江隧道に続いて通りすがりに見つけた物件をご紹介。ビックリした。
深江隧道を後に、大分県道217号臼杵津久見線を南下することしばし。
路線名どおり両市の境をなす峠のてっぺんの隧道に至った。
あいにく車を停めるところがなく(あるあるですわ)、これだけ撮って洞内へ進入、津久見市側に抜けた。
あわよくば宮崎県に入るところまで南下したいなんて思っていたこの日、この隧道もパパッと撮って先を急ぐ…いわゆるヒット&アウェイで済ませるつもりだったんだが、
とんでもないモン見つけてしまったからには、
きっちり向き合わざるを得なくなった~。現在地はこちら。
この深い掘割、いいですやん。
まずは
津久見市側ポータルを。
今さらだが、お名前は
「臼津隧道」という、立地を端的に表したもの。これで「きゅうしん」と読ませる。
洞内の様子。
延長は332m、まさかの無照明。県道なのにマジか?写真不鮮明なため載せないが、臼杵市側には素掘りの区間も残っていた。
安定の、鉄板の構図。
予告篇でも使った写真。これが「匂わせ」だったんだが、「匂った」方はおられましたかね?
気付いた方は凄いと思う。
ここまで寄ってもわからんな。
現場では、車で通過中にここで気付いたんだが、
写真だとここでさえわからんとは。
その電柱の右側…
「噓やろ?」
思わず声に出して呟いたっけ。二枚上の写真を改めてご確認いただきたい。こんなへんてこりんな位置に、素掘りの隧道!?
洞内には雑多な廃棄物が突っ込まれてるが、
水没しつつも、どっこい、しっかり貫通してるし。
いやあ、しかしアナタ…
すぐそこに隧道がある、この位置ですよ!?
しかも現道掘割がこのように、
隧道が抜けるのと同方向へと回り込んでいる。どういうことっすか…。
あらゆる同業者各位も、予期せずこんなもん見つけたら、そりゃ探索するでしょ、するでしょ!
上の写真から50mほども進んだ位置から隧道方向を見るとこんな感じに。
謎の隧道が抜けているのは右手の広場的なところのはずだが…なんか建物がある?
そこには、二棟の小ぶりな建物…というか小屋。
ていうか、奥側のヤツは…アレよな?
果たしてそれは、
トイレ…いやあえて言おう、公衆便所だった。
こんな寂しくて何もない場所に公衆便所。心霊バカマニアが喜びそうな要素しかない。
ましてや…
コレモンですし。
【後篇】に続く。