黒川の吊り橋を後にして、たぶんだけど、
こっからエスケープした…かもしれない。記憶も写真もないんだけども、たぶんそうだった。
ここを抜けると、
駐車場所ほど近くに復帰可能。めっちゃショートカットやんこれ。
県道から、登ってきた(と思われる)暗渠を振り返り。
…って、あれ?なんかあるぞ?
わかりましたかね?
なんだあれ?あんな位置、怪しすぎんか?
さっそくに接近。
石垣をよじ登らないといけないような、
そんな位置にあった石柱は…
神社の社号票らしきものだった。
県道に向いた面にはデカデカと「向幡神社」。
そして側面には
「大正十一年四月建」。あと一文字くらいは埋まってそうな。
そしてもう一方の側面が謎だったんだが、
「改築大ユ中」ってなんなのか。
まあそもそも、なんでこんななにもない場所に神社の社号票が建ってるのか?まさか、遷座された神社の名残りとかか?とはいえそこは平場なんてなく、とても神社跡地とも思えなかった。
現地ではまったくわけが分からなかったんだが、改めて地理院地図を見ると、
この上に神社の記号が描かれている。
もしかしてここが当該の神社なのかと調べてみたらビンゴ。ただし「向」幡ではなく「白」幡神社が正しい名称で、シンプルに刻まれた漢字の解読を間違っていたっていうね。
で、今いる吊り橋ほぼ直上の位置からはまったく道が描かれておらず、
実際、社号票の背後も石積みの砂防堰堤が立ちふさがっていたりで、付近に道らしい道もない。
現状はこんなんだが、かつてはここに参道があったということなのか?でなければこの位置にある意味が謎すぎる…。
時折県道を車が通るけど、
たとえ「ここになんか石柱がある…」くらいのレベルでも気づいてる人って、どのくらいいるんだろう。ほぼ誰も気づいてないかも。
…という、まあこれだけの話だ。需要なさそうなネタだがわたくし的には楽しめたので、こうしてスピンオフとして記事にした次第。
テーマ分けに少し迷ったが、神社そのものは登場しないので、「道路元標、その他石碑など」に分類しておく。