【5】より続く。
何回出すねん?な地理院地図。
行きで気になった「露天掘り的な一画」は、地形図上でも明らか。
どんな場所なのかを確認すべく、
スロープを登っていく。これまた伝わりにくいが、けっこうな勾配だ。
ほどなく、
てっぺんが見えてきた。「変な道」からは視認できなかったエリア。
ああ~、
そこは、おおむね円形の平場になっており、明らかに山を切り開いて造られた一画。
いかにも荒涼としたその一画には、
その地形以外に人工物はまったく存在していなかった。
ぐるっと見回しても、
誰が何のために造成した場所なのか、手がかりになりそうなものは皆無。
登って右奥に、
さらなる登りスロープを発見し、辿ってみたがこの先で行き止まり。てっぺんにも特になにもなかった。むぅ~。
てっぺん付近から下を見下ろすと、
「変な道」起点(かどうか知らんけど)方面まで広がる、広大な「露天掘り的エリア」が一望のもとに。これほんとに何の跡なんだろうか。
よく見ると、
重機の姿も。
あの一帯、現役で稼働してるところなんだろうか?歩き始めてすぐ通りかかったあたりだが、そんな雰囲気なかったんだが。そもそも民間/行政ともにいかなる管理者名も見当たらなかったし。一体どういう場所なんだねキミぃ~。
とりあえず、
眼下の「下の段」には問題なく降りて行けそう…つうか最初のスロープを引き返さない限りはそこに降りるしか行き先がない。
降りる前に、振り返り。
ここ、動画を撮っとけばもっと伝わったなあ。
代わりにといってはなんだが、パノラマ写真を撮ってみたのでそれを。
念願の(笑)タテ貼りに成功したので、スマホだとより楽しめるのかい?楽しめないのかい?どっちなんだい!?
ちょっとは雰囲気、伝わったかな?あ、360度以上のパノラマになってるので、左端(上端)と右端(下端)はつながってると思って見ていただきたい(なので、最初に登ってきたスロープは上下2回写っている)。
「下の段」へ降りながらの景。
スロープってほどの道らしさはなく、単なる斜面って感じだ。
その斜面左手(北側)は、
よく見ると、薄く土がかぶっているだけで、実は岩山であることが見て取れた。
「露天掘り」なんてワードを使ってきたが、鉱山ではないのだと思う。もしかしたらかつて土砂が採取されていて、取り尽くして岩盤に行き当たったので放棄されたとか?
斜面を降りて、
「下の段」からの見上げ。
「下の段」と重機が見えたエリアとは、
つながってそうでつながっていなかった。平場はここで終わり。
もう一度、斜面と「上の段」を見上げ。
結局、「下の段」からもさらに進めるのは一方向しかなく、
さらにもう一段下へ、
そして、
「変な道」へ復帰!
これ【2】でも使った写真だが、やはり露天掘り的パートを介してつながっていた。
最後のオプション探索でどんな感じの場所なのかは見てきて掴めたが、結局具体的なことはなにひとつわからなかった。ひとつ確かと思われるのは、「変な道」になる前の「道」が先にあって、その後のいつかに大津市街地側の一画の山を切り開いての「何らかの事業」が行われた、ということだけ。
もしかしたら、1967(昭和42)年~1977(昭和52)年にかけてとされる比叡平の開発と、何らかの関連があったのかもしれないが、真相は不明。
「滋賀県都市計画総括図」で確認したところ、当該エリアは「園城寺風致地区」内。風致地区内での開発は厳しく制限されているはずなので、これらの「露天掘り的」開発はある程度古い話なのではないかという状況証拠に…なるのかい?ならn(もうよろしいわ
机上調査の得意な方、
ぜひよろしくお願いします(笑)。
以上。