【1】より続く。
公道の不法占拠?とか、ちょっと強い言葉を使ったけれど、
ここまでの一角は、明らかに私有地感があった。実際のところ、現在のこの道の在りようは非常につかみどころがないというか、ひとことで言えば「変な道」だ。
まあ趣味的には、「変な道」は望むところ。このままどんどん行こう。
ここまで荒涼としたやさぐれ道だったわけだが、
ほどなくこのような穏やかな様相に。けど相変わらず私有地内的な雰囲気は強い。そして、右手が何やら…?
道は青線のように登っていくのだが、
それも単なる平場ではなく、
それが階層的に連なっているっていうか、スロープとの組み合わせっていうか。
なんだろうここ。絶対そうじゃないと思うが、イメージ的には露天掘りの鉱山の跡地的な景?
同じ道をまた戻ってくる予定なので、
ここは帰りにチェックしようということで、そのまま進軍。
すると、謎平場の先からは、
実にイイ雰囲気な廃道に!ようやく私有地感から脱したような。
事前の印象では、この道はそんなに古いものじゃないだろうと思っていた。実際歩いてみても、ここまでのところはせいぜい比叡平が拓かれたのと同時期…昭和中期ごろの作業道かなにかかなと。
しかしこの記事を書くにあたって改めて今昔マップを当たってみて、驚きの事実が判明した。
この「変な道」、1890年~1910年という一番古い時代の地図に、すでに描かれているではあーりませんか!
皇子山カントリークラブはもちろん、比叡平もr30も全然存在しない時代だ。マジか。
もちろん現場では昭和中期の道だろな~と思いながら歩いたわけだが、
少なくとも周辺地形は相当変わってそうな印象。ちなみにこの写真に写ってるように、この道沿いには電線が通っていた。
カーブを回ると、
また私有地感が戻ってきたような…?そして、なんじゃありゃ?
そこでは電柱が、
電柱の根元が洗われて、倒れかかってる状態。
最低限の大作はしてあるが、直す気は…なさそうな。で、この対策は誰がしたのかな?
その傍らには、
ちょっとした池?の痕跡。今も天候によっては水が溜まるんじゃないだろうか。
で、周辺はまたまた…
先ほどと同じような「露天掘り」感が。
そして…右手後方から降りてきた「道」があるのかこれ?
ちょっと進んで振り返ると、こういう感じ。
青線の道を進んできたんだが、戻る方向に赤線のスロープ的な道?があった。
これ方向的には、最初の「露天掘り感」エリアに続いているようだ。これは興味深い。帰りにはこっちを追ってみよう。
さて、向き直って「変な道」の続きだが…
うん、現場ではとっくに気づいてた。
【3】に続く。