【3】より続く。
冒頭でまた、これを出しておこうか。
位置関係、頑張ってついてきておくれ(笑)。
つうわけで、6⃣新旦土小橋から見下ろす、4⃣旧・旦土小橋。
「旦土小橋」が2本あってややこしいため、「旧」を付けて区別する。まあそれはともかく、ここから見る限りは廃橋オーラを醸し出してるが。
今行くから待っておれ。
供用を待つ県道バイパスから、よくわからん作業道みたいなのを降りていくにつれ…
おおおお…キタ~。
ここ実はストビューでちょっとだけ見ちゃったのだが、いや~楽しみにしてきたのよね~。
降りたところで右を向くと、
新旦土大橋橋台…をくぐるカルバートが設置されている。
かつてはここに道路があり、旦土大橋のたもとへダイレクトにつながっていた。
上の写真とほぼ同位置からの2014年のストビューをご覧いただきたい。
かつて流失した1⃣旧・旦土大橋が現役だったころにはひと続きであった…つまり、県道30号の旧々道に当たる道だったと思われる。
ちなみに、1954(昭和29)年に完成した旭川ダムの影響によって、県道30号は次回ご紹介する5⃣旦土小橋ルートに付け替えられたようで、そのため旧・旦土小橋は限られた川沿いの農地へのアクセス橋へと転落。そして今や…。
このように新橋が架けられて旧々道はほぼ潰されたも同然だが、最低限人が通れるカルバートは用意されたということで、かろうじて命脈をつないだ格好だ。もしかしたら、新道から新たな取付道路が作られる可能性もあるが…。
こんな感じにね。
まあ、望み薄でしょうな~。
そのカルバートをくぐって、
新旧大橋の間から。
さてお待ちかね、いよいよ旧・旦土小橋へと。
うわ…なんかこの感じ…。
新橋とバイパスの工事で周辺の地形が大きく変わったことが感じ取れた中、この橋の周囲だけ時が止まったかのような。
先述のように、道路としてはほぼ終わっているものの、
かろうじて現役…でいいんよね?
生きてんのか死んでんのかよくわからない、まさにわたくし好んで言うところのリビング・デッド橋。
橋だけタイムスリップしてきたかのような、まるで白昼夢のような。不思議な空気感だった。
立派な親柱が4本ともしっかり残っているのは素晴らしいのだが、
結論から申せば、こちらも大橋同様に銘板は全て失われていた。
この旧・旦土小橋、Q地図様にも掲載されておらず、詳細が不明なのだが、
とある先人のXによれば竣工1918(大正7)年とあり、確かにビジュアル的にも納得感はある。
いいなあこの高欄デザインも。
こういうデザインの自由さ・多彩さが、古いコンクリート橋の醍醐味よね~。
冒頭写真の逆アングル、
見上げる新旦土小橋。おじいちゃんと孫…いや、年齢差を考えれば曾孫でもおかしくない。
あー、なんか…
よくわからんけど沁みる~。
渡って正対。
世界から忘れ去られたような佇まいが、たまらんわ。
いや~、
最&高。楽しみにしてきた甲斐があった。
さて、あとは…
新大橋を渡っとこうかね。
新大橋の上から、
新旦土小橋と旧・旦土小橋。
そしてー。
旧・旦土大橋!
しつこいようだが今一度、
在りし日の姿を!
一応端まで渡ったが、すでにご紹介済みなので写真はなし。
いつ開通するのかな~とか思いながら、来た道を戻った。
さあ、残すはあとひと橋。
【5】に続く。