【10】より続く…つうか、当日の流れのままに。
探索を終えて、起点付近まで下りてきた。
あ、これは単なる古びた消火栓。
ここで反転しまして、
これが今戻ってきた、中音水林道。かつての軌道跡を上書きした林道である。左に見えるのが、上の写真の消火栓。
その先にあるのは、
連載初回に出したこの林道起点標。
非常~に今さらなんだが、「音水」と書いて「おんずい」と読む。こんなん連載初回に書かなアカンやつやん(笑)。ここのように音読みする地名がたまにあるけど、なんか不思議な感じがする。
はい~、そしてこれがこの最終回のお題、
何もなければまず記事にしない類のつまんなそうな橋。
この橋を採り上げた理由は、これが軌道跡の橋だということもあるが、なんといってもこのお名前に尽きる。
「インクラ橋」。いい名前じゃないの~。
同業者に説明は不要だろうが、インクラとは「インクライン」のこと。インクラインのことは、各自お調べください(笑)。
実は、この中音水支線には四つのインクラインが接続していたらしく、そのうち第一インクラ(正式名称ではないと思うけど)がこの橋を渡った先の突き当り、つまり二枚上の正対写真の正面奥に存在したのだという。
わたくしはこの時もうクタクタだったので見に行く気力がなかったが、当然よととさんは見に行かれ、その遺構を確認されている。
渡りきって正対。
この背後にインクラ遺構が眠っているというわけだ。
お誕生日はこれだが、
この先代はどういう橋だったのかな。
ひらがな表記もまた、
いとをかし。
えー、わたくしからは以上です(笑)。
この後道の駅で解散してからいくつかネタを拾いながら帰ったが、記事にしているのはさなじまはしのみ。
最後になったが、記事を書くにあたりほぼ失われていた記憶を埋め合わせるためにカンニングさせてもらったのが、当日ご一緒したよとと師匠のレポ。毎度お世話になります。
全体の見取り図など含め、こちらご覧いただくと非常にわかりやすいと思う。わたくしより写真も良質(笑)。ここのインクラについては、初回に紹介しておられる。
そして、今回の軌道跡はおろか、その奥や四つのインクラと上部軌道をも攻略されたペッカーさんのレポ。さすがっすな~。
見返してたら、やっぱ再訪したくなってきた~。優先順位高くはないけど(笑)。
というわけで、永らくタイミングを失っていたネタを供養することができて良かった。お付き合いありがとうございました。