【6】より続く。
前回最後の
枕木パート。
この途中だったかどうかはもう完全に記憶なしだが、
こんなの撮ってた。これなんだ?警戒色にテープが巻かれてるようだが…。
まあ、少なくともテープについては林鉄の遺構ではないだろう。新しすぎるし。
そしてその先で、ある意味最大の遺構…というか遺物が我々を待っていた。
それは…
トロッコ?の車輪!
もちろん、現場は騒然と(笑)。
それにしても、あり得ないレベルでコンディション極上じゃない?これ。素人目にはそう見えた。
他にもあったのかもしれないが、
この日に見つけた車輪はこのひとつだけだった。
そしてお次、唐突にこの写真。
レール発見!
このあたり、引きの写真が全然撮れてなかったので状況がよくわからんが、撮影時刻からすると車輪発見のすぐ先。これが敷かれた状態なのか単にそう見えるだけなのかは判断付きかねる。
さらにそのすぐ先、デカい落石をかわすと、
巨大な橋台&新たな橋梁!畳みかけるね~!
余談だが、記事を書くにあたり、林鉄再整備に向けての調査を取材されたネット記事(2022年初夏時点)などもいくつか拝見したのだが、ある記事の中では先ほどの(と思われる)車輪をこの場所で大人二人で持ち上げている写真が掲載されており、そこにはレールも写っていた。が、それはやはり敷かれているのでなく置かれただけのように見えた。
ということで、例の車輪はもうこの近辺にないかもしれないが、そうであっても展示か保存か、いいように処遇されていると思われる。
さて、築堤脇から降りやすかったので、
サイド&見上げアングル。
そして
聳え立つ橋台!
いや実に、よく残ってくれている。ここまでのところ橋梁が流されていたのはたったの一か所とか、非常に恵まれた遺構現存状況ですな。
さて、路盤に戻って橋梁へ…。
築堤部分の突端に、デカい木の根っこ?が。なんでこんな場所に?
それをかわして、正対。
長さでは、ここまででも最長クラス…かも。写真ではわかりにくいが、渡った先にステキなものが見えてる。
それは…
隧道
じゃなくて
切り通し。
ガッツリと掘りこまれており、後もう少し高かったら隧道も有り得たかな。
切り通しの中から、橋梁を振り返り。
ええですな~。
このあたり、写真というか構図のまずさが際立つが、それでもこの雰囲気の良さは感じていただけるかと思う。…え?伝わらない?(笑)
大満足で進軍再開。
切り通しを抜けてからは、
路盤状況が目に見えて悪化。
進軍速度もめっきり落ちた。
でも本来はこのくらいは全然想定していたし、むしろここまで楽させてくれてありがとう~って感じ。
橋梁を後にして22分。
何かが見えてきた。大詰め…か?
【8】に続く。