【4】より続く。
遂に隧道登場!
素掘りではなく、コンクリポータルのちゃんとしたものだった。いやーしかし、この登場の仕方にはテンション上がったわ。
前回書いたとおり、ここは先ほど中音水川を渡ってから高度を上げるためにいったん逆走方向へ進んでいたのが「上の段」へと再度折り返すところで、その「180度カーブ」の最後に隧道がある、というシチュエーションなんである。
つまり、こういうこと。
めっちゃ良くない?ねえねえ、良くない?(笑)
このパノラマ写真、特にスマホだとどう表示されるんだろう。ほんとは縦スクロールで大画像を貼りたかったんだが、やり方がわからず断念した。ヤフーブログの時はできたけどな…。
ポータルには、
扁額がはめ込まれるような窪み。
そして
銘板的なものがはめ込まれるべき窪みなど設えられていたが、いずれもギャランドゥ。最初からなかったのか取り外されたのか、木製で朽ちて失われたのか。
180度カーブの最後に隧道がある、と先ほど書いたが、それは文字どおりの意味。
こうして、隧道内もまだ右カーブを続けている。
謎のワイヤーがたくさん、洞内を通っている。ここにはバラストらしき砕石がある…ように見えるが、たぶん気のせい。
天井部分。
状態は極上じゃないだろうか。これよりボロい現役コンクリ隧道なんてなんぼでもあるぞ。
振り返り方向の鉄板の構図。
ビッシリと残されたコンクリの型枠痕がいいね。
この写真、
洞内で撮れた、唯一のまともな写真かもしれない。ノンフラッシュ好きなので極力焚かずに撮ったんだが、ほぼブレが酷くて。撮り直しに行きたい気がするな~。
またも振り返り方向。
こうして見るとやっぱり小さいな。林鉄サイズ。延長は30mほどだっただろうか。
出口方向。
こっちはけっこう土砂が流れてきていて、洞内にも少々流れ込んでいた。
抜けて振り返り。
先ほどとほぼ同じようなポータルに見える。ただ、例の窪みは設えられていなかったようだ。
ちょっと引きでのこの一枚がお気に入りで。
写真左端に先ほど辿ってきた「下の段」の軌道跡が見えている。あの先の180度カーブを隧道でもって曲がり切ってここに至る、と。林鉄ジオラマ(なんやそれ)みたいな素敵なレイアウト。
やっぱここがハイライトかな?
いやいや、
まだ先にもご紹介すべきものがある。
隧道から5分。
今度はこれだ。
【6】に続く。