琵琶湖疎水 第五隧道 (京都市左京区南禅寺福地町) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【水路閣】より続く。

 

 

せっかく水路閣を記事にしたので、併せてご紹介しておきたい物件があって。

 

 

 

それは、水路閣からさらに疎水分線を辿ってすぐ先にある、これ。

第五隧道であります。

 

贅を凝らしたポータルデザインと明治の元勲の揮毫による扁額が奢られた、豪華絢爛な第一疎水の第一~第三隧道。それらに比べると分線のこちらははるかに質素…ではある、

 

 

 

 

 

それでも、

十分に豪華よね、一般的に見れば。

 

ピラスターが二本並列してるような、独特なデザイン。それぞれの笠石の下には、鋸歯状のデンティル。何気に、対岸の煉瓦擁壁もポイント高い。

 

 

 

 

 

それがですねえ…

こんな距離で、なんなら余裕で手を触れながら観賞できる幸せ。ありがたや~。

 

 

 

 

 

どっから撮っとんねん、って感じだが、

洞内の様子。

 

延長は102mとのことだが明かりは見えない。地図を見る限り、途中で左へとカーブしているものと思われる。

 

 

 

 

 

でこちら、煉瓦製の土留め擁壁。

これもよく見たら、けっこう凝ってるのよね~。

 

 

 

 

 

最後に、わたくしが思わず目を奪われたポイントを。

ここの細かい煉瓦整形と、その間に入り込んだ木の根。

 

どこかバイオメカニカルな美しさに、しげしげと見入ってしまったっけ。

 

 

 

 

 

 

ここも、当時は見学フリーだった。おそらくは今もそうではないかと思うので(知らんけど)、水路閣へおいでの際にはぜひセットでこちらにもお立ち寄りを!

 

 

 

以上。