【水路閣】より続く。
せっかく水路閣を記事にしたので、併せてご紹介しておきたい物件があって。
それは、水路閣からさらに疎水分線を辿ってすぐ先にある、これ。
第五隧道であります。
贅を凝らしたポータルデザインと明治の元勲の揮毫による扁額が奢られた、豪華絢爛な第一疎水の第一~第三隧道。それらに比べると分線のこちらははるかに質素…ではある、
それでも、
十分に豪華よね、一般的に見れば。
ピラスターが二本並列してるような、独特なデザイン。それぞれの笠石の下には、鋸歯状のデンティル。何気に、対岸の煉瓦擁壁もポイント高い。
それがですねえ…
こんな距離で、なんなら余裕で手を触れながら観賞できる幸せ。ありがたや~。
どっから撮っとんねん、って感じだが、
洞内の様子。
延長は102mとのことだが明かりは見えない。地図を見る限り、途中で左へとカーブしているものと思われる。
でこちら、煉瓦製の土留め擁壁。
これもよく見たら、けっこう凝ってるのよね~。
最後に、わたくしが思わず目を奪われたポイントを。
ここの細かい煉瓦整形と、その間に入り込んだ木の根。
どこかバイオメカニカルな美しさに、しげしげと見入ってしまったっけ。
ここも、当時は見学フリーだった。おそらくは今もそうではないかと思うので(知らんけど)、水路閣へおいでの際にはぜひセットでこちらにもお立ち寄りを!
以上。