【1】より続く。
…ハッ!ここは!?
…強く念じた結果、どうやらテレポーテーションを発動したようだ。こんなイリュージョンできるんですか(笑)。何はともあれ、これ幸い。洞内をチェックしながら進んでいこう。
長さは…めっちゃ長いわけでもないな。
「平成16年度道路施設現況調査」によれば、延長は130m。そして幅員は3.0m、有効高は3.6mとなっている。完成年は、昭和43年と。
内壁は、
完全にコンクリート巻き。のっぺりとした壁が続いている。
路面…というより床面と呼びたくなる感じの、
コンクリート舗装…かこれは?アスファルトでないため、なんか未成っぽい雰囲気まで醸し出している。もちろん実際はそうじゃない。
「現役物件だと思って来た」と書いた通り、近年までこの隧道は使われていたはずで、ストビューでは2014年7月時点の現役の姿が拝める。
…って、これ良く見てなかったので記事を書く今になって見てるのだが、やっぱ元はポータルがあったんだ!崩落した破片は気づかなかったが、片づけられたのか。
もしかして、ポータル崩落を受けて隧道が放棄されたのかもしれないが、軽く調べた限りでは、具体的な閉鎖のタイミングはわからなかった。
なんにせよ、少なくとも9年前はまだ現役だったこの隧道、
こうした照明が何か所かに設置されていた。もう少し時が経てば、落下してしまうんだろうな。
後はこんな感じのよくわからない穴があったりしたが、
全体的には特筆すべき点なし。おしなべての~っぺり。言い換えれば、やはり素人目には特に問題なさそうに見えた。
ポータル崩落との関連はわからないが、
なんで閉じてしまったんだろう。
最終回に述べるが、今使われている峰越えの道よりもだいぶ近道となる。改修して使う選択肢はなかったのかな。
テレポーテーションの結果、この位置で拝むことができた
鉄板の構図。この状況となっては貴重か。
隙間からこの先の景を。
こちらは西側で日が当たりにくいためか、植生は全然問題なし。道は右カーブして下って行っている。
ここで大人しく撤収しようと思ってたら…
いやいやいやいや…(笑)。
ちょ待ってちょ待って~。
アカンよこの情報量は。囚人よろしく鉄柵ごしに指をくわえて見ているだけとか、ナイでしょうよ。
うーん…。
テレポーテーション、またも発動!
これ、ちょっと疲れるんだが…(笑)。しかしここの情報量は看過できなかった。
まずは扁額。
隧道名の上には、「昭和43年2月竣工」とある。道路施設現況調査のデータと合致する。
さて…
順にチェックしていこうか。
【3】に続く。