2023年11月23日、三日間にわたる「中国地方TSHO周遊」の初日。未明には最初のターゲット至近へと到着し、明るくなるのを待った。
今宵から何回かに分けてご紹介するその物件は、実は昨年の「中国地方縦断迷走」三日目最終日にアプローチするも、諸事情により未遂に終わったもの。その際の経験をもとに、今回はアプローチが短く、かつ「問題」が少なそうな反対側からアタックすることに。
つうわけで
現在地はこちらなんだが…
もしもし?
いきなり問題ですやん!
想定していた「問題」は別のことだったんだが、別の問題発生。11月下旬ともなれば、それなりに植生も控えめになってるだろうという予測は、あえなく外れた。今年はもう10月くらいまで暑かったから、しょうがないのか…。あ、「問題」についてはまた別途。
とはいえ実際のところ、ここは現役物件だと思って来たんだが、まさかの廃化から~の藪漕ぎ。のっけからで多少萎えたけど、もちろん行かない選択肢はない。藪漕ぎ対策に雨具の上着を羽織り、熊鈴装着の上で、
突入!
何枚か写真を撮ったけど、いつもながら藪漕ぎ中の写真見せられてもアレかなあ…ってことで割愛。
やがて、少し藪が薄くなり、
足元には舗装路面が見えてきた。そして…アレも見えてきた。
そんなに距離はなかったものの、藪漕ぎすること5分。
これが本日最初のターゲットにしてリベンジ物件、その名は(Q地図様によれば)大倉隧道~。到達できて、まずは良かった。
さっそく観察。
いわゆるポータルがないタイプ。よって扁額もない。崩落したのかもしれないが、周辺にそれらしき破片もなかった。
やはり、
元からこのタイプ…なのかな。擁壁は掘りっぱなしの土壁。
さて…せっかく来たけど、
バッチリ閉じられてますねぇ…。リベンジとしては、いかにもサビシイ。
せめて、洞内の様子を。
まるまるコンクリかな。見たとこ、何の問題もなさそうに思えるが。そもそも、「全面通行止」と書かれていただけやしな…。
ズームして…
向こうも閉じられてるか…。昨年到達できていればあそこにいたはずだが、いずれにしろ入れなかったわけね。
しかし…どうも消化不良感が否めない。やはりあっち側も見たいが、前年の「問題」が解消されてなければ同じことやし…。
うーーん…。
…ハッ!ここは!?
【2】に続く。