寂地峡の木馬道隧道群と五竜の滝【4】(山口県岩国市錦町宇佐) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【3】より続く。

 

 

 

 

それでは三号隧道を戻り、Bコースへ。

「Bコース330m 五竜の滝 寂地峡キャンプ場」という看板。そう、今回の内容は、たった330mの道中の話。

 

 

 

 

 

前回書いたように、そのBコースは

逆さ落としのような激階段で降りていく。

 

あ、そういえば最後まで長靴が必要な局面はなかった。けどこの激下りでは、履きなれた長靴のグリップ感は頼もしかった。スニーカーだとちょっと怖かったかも。

 

 

 

 

 

いやしかし、この道を整備してくれてなかったら、

それはもう、とんでもねぇガチロードとなってたに違いない。

 

 

 

 

 

やがて左下に、

壮絶な蒼い流れが見えてきた。いよいよ連瀑「五竜の滝」が始まるのか?

 

 

 

 

 

まずは…

ひとつ見えた。

 

 

 

 

 

これきっと、

名前のある滝だろう…と思ってたら、

 

 

 

 

 

ビンゴ!

「竜頭の滝」。

 

 

 

 

 

ここからも相変わらず、

逆落としのように降りていく道。

 

いや~、ここを帰りに回したのは正解だった。朝イチからこれを登ってくるのはしんどすぎだ。

 

 

 

 

 

予告篇で使ったこの写真、

これ実は滝の見下ろしで、

 

 

 

 

 

上流から二つめの滝、

「竜門の滝」。

 

 

こっから下、滝の名前の看板が無くなっていてよくわからなかったのだが、下流に向けて「白竜の滝」「登竜の滝」そして「竜尾の滝」と続く。

 

 

これらを総称して「五竜の滝」と呼んでいるのだが、なにしろ断崖を駆け下るような流れだからして、他にもおびただしい数の小さな滝がずっと続いていた。

 

 

 

 

 

とりあえず、ほぼ写真のみでどうぞ~。

 

 

 

 

 

これ、途中で見つけた「旧道」。

「おあきらめください」(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たぶんこれが、

「白竜の滝」。

 

 

 

 

 

そしてこれが、

「登竜の滝」。いや、たぶん。

 

 

 

 

これも振り返りの

「登竜の滝」。

 

 

 

 

そして最後、

「竜尾の滝」。この美しい滝壺でわかるとおり、ここでようやく激下りは終了。

 

 

 

 

 

この橋を渡って、

「Bコース」も終了となる。

 

「五竜の滝」の高低差は約200mらしい。そして「Bコース」の距離は330m…。アホなんで計算できないけど、いかに激しい道なのか、伝わる数字かと思う。

 

 

 

 

 

つまんない橋だが、せっかくなのでお名前は、

「五竜橋」。

 

 

 

 

 

つうわけでこれが、

「Bコース」起点の景となる。

 

 

 

 

 

ちなみに、すでに気づいていた方がおられればなかなかの変態だと思うが、

となりに旧橋の痕跡もあったりする。平成20年以前の先代のものか。

 

 

 

 

 

最後は、キャンプ場を抜ける「Dコース」を通って、

ただいま~。

 

 

車を離れていた時間は1時間17分。爽やかな朝の運動として実にイイ感じだった。整備されているとはいえ、いや、そのおかげで、貴重な木馬道隧道を三本と素晴らしい滝見も楽しめる、お薦めのスポット。機会があれば、ぜひどうぞ。

 

 

 

 

 

以上。