【3】より続く。
それでは三号隧道を戻り、Bコースへ。
「Bコース330m 五竜の滝 寂地峡キャンプ場」という看板。そう、今回の内容は、たった330mの道中の話。
前回書いたように、そのBコースは
逆さ落としのような激階段で降りていく。
あ、そういえば最後まで長靴が必要な局面はなかった。けどこの激下りでは、履きなれた長靴のグリップ感は頼もしかった。スニーカーだとちょっと怖かったかも。
いやしかし、この道を整備してくれてなかったら、
それはもう、とんでもねぇガチロードとなってたに違いない。
やがて左下に、
壮絶な蒼い流れが見えてきた。いよいよ連瀑「五竜の滝」が始まるのか?
まずは…
ひとつ見えた。
これきっと、
名前のある滝だろう…と思ってたら、
ビンゴ!
「竜頭の滝」。
ここからも相変わらず、
逆落としのように降りていく道。
いや~、ここを帰りに回したのは正解だった。朝イチからこれを登ってくるのはしんどすぎだ。
予告篇で使ったこの写真、
これ実は滝の見下ろしで、
上流から二つめの滝、
「竜門の滝」。
こっから下、滝の名前の看板が無くなっていてよくわからなかったのだが、下流に向けて「白竜の滝」「登竜の滝」そして「竜尾の滝」と続く。
これらを総称して「五竜の滝」と呼んでいるのだが、なにしろ断崖を駆け下るような流れだからして、他にもおびただしい数の小さな滝がずっと続いていた。
とりあえず、ほぼ写真のみでどうぞ~。
これ、途中で見つけた「旧道」。
「おあきらめください」(笑)。
たぶんこれが、
「白竜の滝」。
そしてこれが、
「登竜の滝」。いや、たぶん。
これも振り返りの
「登竜の滝」。
そして最後、
「竜尾の滝」。この美しい滝壺でわかるとおり、ここでようやく激下りは終了。
この橋を渡って、
「Bコース」も終了となる。
「五竜の滝」の高低差は約200mらしい。そして「Bコース」の距離は330m…。アホなんで計算できないけど、いかに激しい道なのか、伝わる数字かと思う。
つまんない橋だが、せっかくなのでお名前は、
「五竜橋」。
つうわけでこれが、
「Bコース」起点の景となる。
ちなみに、すでに気づいていた方がおられればなかなかの変態だと思うが、
となりに旧橋の痕跡もあったりする。平成20年以前の先代のものか。
最後は、キャンプ場を抜ける「Dコース」を通って、
ただいま~。
車を離れていた時間は1時間17分。爽やかな朝の運動として実にイイ感じだった。整備されているとはいえ、いや、そのおかげで、貴重な木馬道隧道を三本と素晴らしい滝見も楽しめる、お薦めのスポット。機会があれば、ぜひどうぞ。
以上。