【2】より続く。
「二号三号明かり区間」。情報過多なその一画を、ざっとご紹介していこう。
せいぜい5~6mほどしかなさそうなその間に、
右の崖に向かって分岐…
つうかダイブするかのような鬼階段!下がどうなってるかわからんぞ!
これが実は、寂地峡のキャンプ場から木馬道への最短ルートであり、「五竜の滝」なる連瀑の滝見道でもある。わたくしはこのルートを帰り道として選択した。つまり、後ほどここを降りていくことになる。
その鬼階段から見上げた、
いやこの明かり区間、5~6mもないな。
今来たのが「Aコース」、宇佐八幡宮から650m、
そして三号隧道を抜けて続く「Cコース」が640mと、ここがほぼ中間点ということに。
ちょうどこの案内図がイメージしやすいので拡大。
先述のとおり、わたくしはこれから三号隧道をチェックした後、「Bコース」を下る。つうか、なんで隧道が二本しか書いてない?
「Cコース」にも興味はあったのだが、
地味な感じで「Cコース落石の為通行止」と。このことは下のキャンプ場でも明示されていたので、大人しく従った。
注目すべきは、さらに地味なこの看板。見にくいけど…
注意 Cコースには桟橋あり、婦人老人には危険です。おあきらめください。
「おあきらめください」。なんというキラーフレーズ!この多様性の時代においては議論を呼びそうな部分がありつつも、「おあきらめください」の有無を言わせなさは出色ですな。つうかCコース、がぜん興味が湧くんやけど。
ところで、「注意」の下にも何か書いてあるんだが、なんて書いてるんだろう。「寂地峡」の文字はかろうじて読み取れるが…。
三号隧道から振り返る、明かり区間。
ここから見たらまた、岩の感じが凄い(語彙力…)。
ちょっと角度変えると、こう。
この割れ目から道が降りて行ってるって、凄いよね~(誰に言うとんねん)。
そしていきなりだが、三号隧道。
明らかに、これまでの二本よりも長い。ダントツに。なのに照明はなし。いいね、このお構いなし感。
天井とか、
きれいに整形されてるなあ。
この辺とか、
じゃっかん掘り間違い?
そういえば、
こうもりさんがお一方、お住まいだった。確か起こさずに済んだかと…。
結局この三号隧道、
50mほどはあったかなあ。
ナイス鉄板の構図!
三本の木馬道隧道、堪能した。
抜けた先の「Cコース」、
見える範囲では大きな支障はなさそうだったが、「おあきらめください」。
なので、振り返り~の、
三号隧道。最初に一号隧道で見たのと同じ看板が、下に落ちてる。
最後に、三号隧道を引きで。
左下に見えているのは、寂地川の流れ。
寂地川はあの少し先から、段瀑となって崖を駆け降りていく。わたくしも今から三号隧道を戻り、その段瀑を追いかける。
【4】に続く。