寂地峡の木馬道隧道群と五竜の滝【3】(山口県岩国市錦町宇佐) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【2】より続く。

 

 

 

 

「二号三号明かり区間」。情報過多なその一画を、ざっとご紹介していこう。

せいぜい5~6mほどしかなさそうなその間に、

 

 

 

 

 

右の崖に向かって分岐

つうかダイブするかのような鬼階段!下がどうなってるかわからんぞ!

 

これが実は、寂地峡のキャンプ場から木馬道への最短ルートであり、「五竜の滝」なる連瀑の滝見道でもある。わたくしはこのルートを帰り道として選択した。つまり、後ほどここを降りていくことになる。

 

 

 

 

 

その鬼階段から見上げた、

いやこの明かり区間、5~6mもないな。

 

 

 

 

 

今来たのが「Aコース」、宇佐八幡宮から650m、

そして三号隧道を抜けて続く「Cコース」が640mと、ここがほぼ中間点ということに。

 

 

 

 

 

ちょうどこの案内図がイメージしやすいので拡大。

先述のとおり、わたくしはこれから三号隧道をチェックした後、「Bコース」を下る。つうか、なんで隧道が二本しか書いてない?

 

 

 

 

 

「Cコース」にも興味はあったのだが、

地味な感じで「Cコース落石の為通行止」と。このことは下のキャンプ場でも明示されていたので、大人しく従った。

 

 

 

 

 

注目すべきは、さらに地味なこの看板。見にくいけど…

注意 Cコースには桟橋あり、婦人老人には危険です。おあきらめください。

 

 

「おあきらめください」。なんというキラーフレーズ!この多様性の時代においては議論を呼びそうな部分がありつつも、「おあきらめください」の有無を言わせなさは出色ですな。つうかCコース、がぜん興味が湧くんやけど。

 

ところで、「注意」の下にも何か書いてあるんだが、なんて書いてるんだろう。「寂地峡」の文字はかろうじて読み取れるが…。

 

 

 

 

 

三号隧道から振り返る、明かり区間。

ここから見たらまた、岩の感じが凄い(語彙力…)。

 

 

 

 

 

ちょっと角度変えると、こう。

この割れ目から道が降りて行ってるって、凄いよね~(誰に言うとんねん)

 

 

 

 

 

そしていきなりだが、三号隧道。

明らかに、これまでの二本よりも長い。ダントツに。なのに照明はなし。いいね、このお構いなし感。

 

 

 

 

 

天井とか、

きれいに整形されてるなあ。

 

 

 

 

 

この辺とか、

じゃっかん掘り間違い?

 

 

 

 

 

そういえば、

こうもりさんがお一方、お住まいだった。確か起こさずに済んだかと…。

 

 

 

 

 

結局この三号隧道、

50mほどはあったかなあ。

 

 

 

 

 

ナイス鉄板の構図!

三本の木馬道隧道、堪能した。

 

 

 

 

 

抜けた先の「Cコース」、

見える範囲では大きな支障はなさそうだったが、「おあきらめください」。

 

 

 

 

 

なので、振り返り~の、

三号隧道。最初に一号隧道で見たのと同じ看板が、下に落ちてる。

 

 

 

 

 

最後に、三号隧道を引きで。

左下に見えているのは、寂地川の流れ。

 

寂地川はあの少し先から、段瀑となって崖を駆け降りていく。わたくしも今から三号隧道を戻り、その段瀑を追いかける。

 

 

 

 

【4】に続く。