京都市内の古い住所看板【15】 | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

月イチシリーズ、今宵はこれ。

 

 

今回もまた、提供のスポンサーに注目。よく見てみよう~。

 

ニコニコするめ」。

 

 

 

記事を書くにあたり調べてみたら、商品としてはもう無くなっているものの、これを販売していた会社は現在も盛業中(桐山食品株式会社→ホームページ)。

 

 

当該ホームページ内には同社の歴史を振り返るページがあり、そこでこの「ニコニコするめ」についての記述によると、それは「飴蜜にて味付けした「伸しするめ」を裁断し、パラフィン紙にくるんだ簡素なもの」(同HPより引用)で、大正13年の創業からしばらくは「文化するめ」とか「モダンするめ」という名前で販売していたものの反応はいまいち。そこでそれを駄菓子屋さんの当て物商品に改良してみたところ、人気を博した、ということのよう。

商品名は、「みんなが明るく笑って食べてもらえる商品になる様、願いを込めて《太陽マーク》の「ニコニコするめ」と命名」(同HPより引用)という由来があるそうだ。

 

 

戦争での一時休業を経て、戦後に京都の伏見で復業…とのことで、このニコニコするめがいつごろまで販売されていたものかは、ホームページからはわからなかったのだが、なんにせよ昭和の初頭くらいから販売されていた、いわば「おやつするめ」、どんな味だったのか食べてみたいな~。

現在の桐山食品さんは、おやつするめ的な商品は扱っていないようだけど、するめ結構好きなんで、復刻されたら買いたいかも(笑)。

 

 

 

 

 

 

以上。