【3】より続く。
コンクリ舗装の激坂から、一転してダートに。
そしてガラリと雰囲気が変わった。こういうの大好きだ。
住宅街背後の崖下となる左手は、
こんな場所に住宅でもないだろうが…?
実はこの場所に関して、非常に興味深いことが判明した。それに関しては最終回にでも。
その謎な廃墟擁するフェンスに沿って、
「遊歩道」は続いていく。
ここで振り返り。
今下ってきた道と、さっき名称不明橋から望んでいた川沿いの踏み跡の分岐点がここだった。川沿いの道は、帰りに辿ってみるつもり。
フェンスと深沢川の間を
「遊歩道」は回り込んでいく。
そう、今歩いているのは、
かなりの確率で「遊歩道」と表示された「あきる野市道増戸213号線」のはずだ。
もうそろそろ
森添橋が見えてもよさそうな位置だが…
!!
なんかある。
さらに接近し…
ああー(察し
左手のトマソン化しているコンクリート階段…。
先ほどの名称不明橋と同じく、コンクリ階段で高さを稼いで渡河していたのに違いない。
二枚上の写真にも写っているが、
対岸にも対になるコンクリート構造物が確認できる。
つまり、ここが森添橋架橋地点…だったはずの場所であり、姿を消したのはこの最近って感じではない。それなりに時間が経過していそうな。
Q地図様のデータによれば、森添橋は平成30年度の橋梁点検で「2」(予防保全段階)と判定されている。つまりこの頃には確実に橋は架かっていたということだ。
「2」判定なら撤去されることは考えづらいので、おそらくは(探索時で)それ以降の5年ほどの間に流失したと思われる。
にしてもだ。「遊歩道」は工事中のため迂回を、と書いてあったが、やはり実態としては放棄された廃道そのもの。あるいは、工事中に橋が流れてそのまま放置、ってことなのか?
で、上の写真には収まらなかったが、
下流方向30mほど先に、上から見えてたのとは違う大きなコンクリート構造物も見えていた。もちろん、確認に行かねば。
靴を濡らしたくないので、慎重に渡渉して振り返り。
あー、やはりこっちの橋台もコンクリ階段になってたんだ。
やはり、在りし日の森添橋のスペック(完成年度不明、橋長8m、幅員1m)を思い起こせば、ちょうどイメージぴったりだ。あの名称不明橋もほぼ同じようなスペック、なんとなく同時期に一体で整備されたような印象を受けるが、ホントのところどうなんだろう。
で、森添橋からこの方向が、
最初にアプローチした方へと至る「順路」となるが、もはやルートもよくわからない。先ほどは向こうの上あたりから見下ろしていた感じになる。
さて、そして下流方向だが…
この謎遺構がすぐそこに。
左側のは最初に上からも見えてたやつ。向かい合っているものの、正対してはいない。これは一体…?
【5】に続く。