【続報】狼川隧道に何が起こってる? | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【5/4 20:35、重要追記訂正しました】

 

以前書いた


の続報です。

 

 

 

動向が気になってたので、出張から戻った翌日、5月1日の出勤時に、電車から様子を見てみた。

 

すると、

築堤法面が固められていたが、隧道そのものに手が加わっているのかどうかがよくわからない…。
 
なので、昨日5月3日の午後、現地に赴いて確認してきた。
 
 
 
 
 
自宅から歩くこと20分弱、現場に到着。
ここからだと、特に変わりはないように思える。油断はできないが、果たして…?キンチョーする。
 
 
 
 
 
おおお、
セーーーーフ!!
 
 
 
 
 
元から下り線築堤に食い込む格好だった狼川隧道、
電車から見えたとおり、築堤法面は固められ、かつ坑口前に排水溝が切られていたが、隧道そのものには手つかずだった。良かった~。
 
 
 
 
 
よくぞ、
ノータッチで、そして封鎖することもなく済ませてもらった。
 
 
 
 
 
坑口前からの振り返り。
 
 
 
 
 
坑口上に登ってみたが、
このように、市道を挟んで反対側(南草津方)も含め、法面工事はほぼ完了しているように見えた。
 
 
 
 
 
まずはひと安心。が、まだ確認しないといけないことが。
反対側、つまり瀬田方の坑口の無事も確認しないと。
 
 
 
 
 
つうわけで、国道1号の狼川橋を渡り、対岸へ。
 
すると、探していたものがあった。
そう、工事看板。
 
それによると、5月末日までの工期で「斜面防災工事」となっている。この日作業はしていなかったが、工期から考えればまだ完了ではなくて休工日だったということで、残りの工期で隧道をイジる可能性が消えたわけではない。
 
 
 
 
 
とにもかくにも現場確認、つうわけで、坑口上までやってきたが、
こちらはトラロープが張られて立ち入り禁止。降りていって確かめることができない。
 
 
 
 
 
見えたのは、
いつものポータル隅っこのみ。
 
 
 
 
 
が!ここに重要な情報を見つけた。
手すりに取り付けられていた、この作業員向け注意箇所表示。
 
 
 
 
 
これをよく見ると、先ほどの隧道坑口前について、
「トンネル坑口前に手摺を設置し、注意看板を明示し、手摺に近寄らない」とある。
 
これはつまり、今回の工事には隧道の改変は全く含まれておらず、撤去や封鎖の心配はない、と考えて良いと思う。良かったーーー!
 
 
ただ、足元にある瀬田方の坑口について特に注意書きがないのが少し引っかかる。
 
電車からからの目視の限りでは、本記事公開時点では隧道に異状はない。しかしながら、こちらは住宅すぐ裏手ということもあり、防災・防犯上観点から、もしかしたら封鎖(ヘタすればコンクリ充填)などの措置がとられる可能性がなくはない…かも。引き続き注視していきたい。
 

【追記】

注意書きの地図をよくよく見たら、「手摺に近寄らない」とされているのは、この瀬田方坑口のことだった。つまり、今回のこの工期においては、ほぼ隧道改変の心配はないと考えて良いと思われる。適当な記事、失礼いたしました。

 
 
 
 
 
最後に、この日の隧道上全景。
この下に隧道があるなんて(まあ中央部は潰されているが)、言われなきゃ想像もつかないな。
 
 
 
なんとか貴重な土木遺産として生き永らえてほしい、狼川隧道の最新状況でした~。