2022年1月11日、仕事で行った八日市で通りすがった物件をご紹介。
踏切の脇にあった近江鉄道の橋梁だが、
重厚な石積み橋台が気になった。まあ珍しいものではないんだが。場所はこちら。
ふと脇を見ると、こんな看板が。
「清水川散策路」なる遊歩道が整備されていて、川へ降りられるようだ。…こないだもこんなネタ、やったばっかだな…(笑)。
仕事も終わった後だし、さっそくに降りて…
うむ、なかなかいいじゃない。
近江鉄道の歴史は古く、この区間の開通は1900(明治33)年。開業時からのオリジナルだとすれば訪問時点で御年120年超え確定なこの橋台だったが、実際のところは不明。まあオリジナルでなくともかなり古そうではある。
この場所は本線と八日市線の分岐手前となるため、
それぞれの橋梁が並列して二本架かっている。
手前の石積み橋台が本線、奥のコンクリ橋台が八日市線。ちなみに八日市線は、もともと湖南鉄道として1913(大正2)年に近江八幡~新八日市(それぞれ当時は今とは違う駅名だったが)が開通したものだが、この新八日市~八日市間は、湖南鉄道の譲渡を受けた八日市鉄道がさらに近江鉄道に合併されてからの1946(昭和21)年にようやく開通している。
なので、並列している二本の橋梁だが、開通時期には46年もの開きがあるわけである。
塗装経歴で、お名前判明。
ストレートに、「清水川橋梁」。
二本の橋梁をくぐって、北側へ。
八日市線の橋梁、前述のように46歳差なわけだが、載っているガーダーはそれなりに古そう。どこかからの転用だろうか?それともオリジナル?
こないだの三島のホットスポットもそうだが、
こういうところへ大手を振ってアプローチできるなんて、素晴らしい。まあそれでもガン見はされるんだけどもね(笑)。
それにしても…近江鉄道本線に煉瓦アーチ橋梁は本当に存在しないんだろうか?そういえばその調査も中途半端になったまま10年経過してしまったな…。
以上。