2023年2月6日に敢行した、東村山界隈漫遊。その最後にわざわざやってきた、この日のメインターゲット(のひとつ)をご紹介。
まずはこれ。現在地はこちら。
目前にそびえるのは、多摩湖を見渡す好ロケーションの「中国割烹旅館 掬水亭」である。もちろん(ってのも失礼だが)こちらに中華料理を食べに来たわけではない。
ターゲットはこの建物裏手にある。よってこのまま右手に向かえばすぐに到着できるのだが、客でもないのにそれは憚られる。そう、そいつはほぼ間違いなく掬水亭さんの私道じゃないかと思われるので、合法的に接近すべく、ここはこのまま車道沿いを進む。
建物正面を通過し、回り込むような位置にある西武遊園地への歩道を辿っていくと…
見えてきた~。まだわからんでしょ?
ちなみに眼下の掘割は西武山口線で、右端に写っているのが掬水亭。
さらに接近し、はいどうぞ~。
中路のトラス橋だが、これは…なんていう型式だ?ブツの位置はここ。
ここを見つけたのは、ほんとたまたま。この日に先立ち1月18日に敢行した西武狭山線周辺ぶらぶらの帰途、西武球場前から乗車した山口線の車窓にこれを見つけたのだった。
思わず即刻降りようかと思ったくらいだったが、さすがにこの時は疲れていたこともあり、後日再訪とした。この日さっそくそれを回収に来たわけである。
おりしも、
西武球場前行きが通過。写真左奥には、もう西武ゆうえんち駅が見えている、そんな場所だ。
微妙に全景を撮りづらいんだが、場所を工夫して…
これが一番マシか。
実は当初は、キングポストトラス橋だと思った。全国的に見てあるとこにはあるのかもしれないが、わたくしの経験値においては激レアなキングポストトラス型式、マトモに出会ったことがないので早とちりしてしまったが、違うなこれ。
キングポストの要件である、垂直の束材がない。
一瞬、細い束材があるように見えるが、あれは張られている金属フェンスの支柱であって、橋の部材ではないようだから。
じゃあ、なんだ?
まさかのワデルトラスとかいうやつ?いや~、未だに橋の形式はよくわからない。
一応、たもとまでは登ってみた。
こっからだと、全く面白くもない(笑)。
全然渡れる状況だったが、渡った先はダイレクトに掬水亭さん。どう見てもお客専用の橋だから、一銭もお金を落とさないわたくしのような貧乏人はここまでとしておいた。三途の渡しの六文銭もなし、みたいな。
どなたかわかる方、
この橋の型式をご教示いただきたい。調べた限りでは、ワデルトラスが見た目的に一番近いのだが…たぶん違うと思うので(笑)。
さて、上の写真を撮った場所から踵を返すと、
すぐに西武遊園地ゲート前の広場だ。
どこかの市電車両?(長崎だっけ?)が展示してあって、乗車もできるようだったが、係員さんが張り付いていたので思わずスルーした(謎)。右方向へ進めばすぐに西武遊園地ゲート、そして西武ゆうえんち駅。
駅のホームからも、件の橋はよく見えた。
中華割烹的な色(なんだそれ)に塗装すれば映えそうなのにな~と思ったが、単なるお客用の連絡橋にはこの主張のなさが良しとされてるのかも。知らんけど。
まあ、個人的にめっちゃ気になった橋を回収できて、大満足で帰途に就いた。
おまけ。
西武遊園地のゲートを構成しているこれ…。
めっちゃ気になったんですけど。これなに?このトラスドアーチ、ゲート用にわざわざ作ったの?それとも本物?
本物なら、どっかからの移設ってことになると思うんだが…。
いや~、フェイクかなあ。我が節穴ではさっぱりわからん。入場したら、何らかの説明板があったのかもしれんが。
こちらについても何かご存じの方は教えてくださいまし~。
以上。