【前回】の続き。
桑島発電所の隧道を後にして、さらに手取湖方向へ下っていくと、
大きな吊り橋が現れた。この見え方、なかなかよくない?
まずは正対。
立派な吊り橋だが、親柱はない。
上流側から、
ちょっとサイドぎみに。
この吊り橋にはとっても素敵な特徴があってですね。
それは…
アンカーレイジに登れること。
この規模の吊り橋だけに、
なかなかのゴツさで、登りごたえもバッチリ(謎)。
なんなら、
こんなアングルでも!
ノートさんを入れて一枚。
なんとなくのサイズ感、伝わるだろうか?
さて、なんでこの橋を昨日の記事とセットでご紹介したかというと…
この上流側の景、これが理由なんですな。
そう、これ。
先ほど入れなかった(当たり前だ)発電所隧道の出口と、その先の桑島発電所が見えるのだった。
前回少し書いたのだが、あの桑島発電所、北陸電力のHPによれば使用開始は昭和30年1月とあり、昭和53年完成の手取川ダムから23年も先んじていたわけだ。
で、この発電所の面白いところが、手取川ダムの完成に伴う湛水のために、発電所を「湛水ラインの上に移動させて」現在の姿になっているというんである。つまり、オリジナルはもっと有効落差が大きかった、ということ。
現役の水圧鉄管が見えているが、渇水期には撤去されたかつての水圧鉄管下半分の痕跡や放流口を視認することができる…ようだ。
ちょくちょく参考にさせていただいている「ひろしのダム発電所見学記」さん(確認をとってないのでリンクは控えておく)の記事では、その貴重な写真が載っていたので、興味ある方は探してみていただきたい。
で、今宵のお題の橋、
遅まきながら、深瀬大橋という。国道側で何も撮ってなかったってことは、銘板がなかったのかな?
お誕生日、
昭和54年5月竣工ということで、やはり手取湖の誕生に合わせて架けられたものだった。
最後に、
対岸から一枚。遠くに見える青い上路アーチ橋は、国道157号の鴇ケ谷大橋。
しかし…この対岸側でほとんど写真を撮ってないのはなんでだろう。全く記憶がないが、不可解なこともあるものだ。
以上。