2022年9月11日、滋賀県湖東~湖北徘徊。この日のネタは初めてか。
気になっていた物件、シバキ残し物件を回ったこの日、今宵ご紹介する物件も、航空写真で見つけて以来気になっていた物件だった。
予告篇で使ったこれ。
杉野川に架かる貧弱な橋がはっきりと写っているが、電子地図や地理院地図にもそれは描かれていない。かねてから、これは「アレ」じゃないか…?と睨んでいたのだが、この日訪問が叶った次第。
つうわけで、まずはこれ。
ここは長浜市木之本町音羽地内。現在地こちら。
集落内へ向かう左方向に対し、直進する道はこれまたなぜか電子地図にも地理院地図にも描かれていない。そこまで真新しい道にも見えないが…。
その「載ってない道」を下っていくと、
丁字路がある。
そこで右方向を見ると、
橋が見えた。
今宵のお題の橋ではないが、この橋もどんなのか気にはなっていたので接近。
ごく普通の橋だったが、せっかくなので載せておこう。お名前は音羽橋、昭和63年3月竣工とあった。
…で。あの橋はどこだっけ?
見つけたのは以前のことで、細かいことは忘れている。ただこの付近だという情報だけを脳裏に残してきた。
さて、改めて周囲を見回してみると…
どうもあの奥が怪しいなと。
方角的にもたぶんコッチだし…と藪に分け入ってみれば、
ビンゴ!道だ。
そこからはもう、
あっけなかった。
じゃーーん。
アッターー!
非常に小ぶりではあるけど、
予感は的中、やっぱり吊り橋だ!
これは嬉しい発見。狭い滋賀県、これまでに県内の吊り橋は全て把握しているつもりで、未知のものなんてないと思っていたが、ここにこうして見つけた!ちょっとロマンあるなあ(笑)。
もちろん地域の方はご存じだろうが、業界的にはネット初じゃないだろうか。…まあ、小ネタっすけどね。
こうして見つけた吊り橋、
ヤレ具合も実にいいじゃないの。
お約束、橋上での足下ショット。
決して廃橋ではない。最低限のメンテナンスはされているが、使用頻度はかなり少なそうな、そんな印象だ。
橋上から望む、
杉野川・上流側。
そしてこちら、
下流側。人里近くであるのに、こうして見るとけっこうな秘境に見えるなあ。
さて、では、
対岸へ…。
【後篇】に続く。