2022年8月28日、中国地方縦断迷走の最終日。この日のネタで記事にしているのは、最終盤の力谷隧道。今宵ご紹介するのは、逆にこの日の序盤に訪ねた物件。
いきなり、ドン。
場所はこちら。明らかに国道54号の旧道と思われる道の、古びた橋。北側より。
先に書いておくが、四本の親柱全て銘板が失われており、何の情報もなかった。ビジュアルから受ける印象からして、戦前橋…金属供出により銘板が失われたままなのではないかと感じた。
Q地図様によれば、この橋は川上橋といい、1933(昭和8)年の架橋だとか。やっぱりね、の戦前橋だったが、金属供出云々はわたくしの想像であり、確認できたわけではない。
この橋で、一発で気に入ったのが
この欄干の開口部。
戦前コンクリート橋において非常に個性の出るこの部分、わたくし大好物なのだが、
いや~、これは楽しい&美しい&可愛い。
これはなにを象っているんだろうか?個人的には、花かなにか、植物のようなイメージを抱いたけど、さて?
これを額縁として、
こんなん撮ってみたが、しょせんセンスなし(笑)。素材を活かしきれない…。
ヤレた欄干と、
グリーンのコラボレーション。好き好き大好き。
南側より正対。
ふと気づいた…写真右端。
そこにおわしたのは
石仏…しかし摩耗しきってよくわからなくなっている。今もこの橋を見守ってらっしゃるんですな。
欄干を強調してみた。
いや、いいわ~マジで。
ちなみに、
現道の橋も、同じ川上橋という。
あちらは1970(昭和45)年架橋ということなので、旧橋となってからでも50年以上。年季入ってるが、未だ現役!
なんだかんだで、
やっぱ未だにこういうたぐいの橋が一番好きかな。原点は変わらんもんですな…。
最期に、北側より引きで。
問答無用でほっこりする(笑)。
何もかもが好ましい、(旧)川上橋でありました。
以上。