【前篇】より続く。
渡った先は、
どんなんかな~?
ってことで来てみたら、遠目ほどにおぞましい感じではなかった。
これらは、上の写真正面奥に写っている、橋詰の標識やミラーの標柱。
和歌山県の表示がある。現役時代には県道だったのか、あるいは県が管理する国道だったのかは不明。
で、これが橋詰から望む旧道・北方向(上流方向)。
そしてこちら、南方向(下流方向)。
いい感じに熟成されてきていた。あれから3年半経っているから、今ではより味が出ているだろう。
で、これが
橋詰より振り返り正対。
もちろん親柱をしっかりチェック。
「うちいがわはし」。
そして無事に、
お誕生日判明!「竣工昭和48年3月」と。わたくしよりも後輩じゃないのさ。
2009年3月という現国道・温川トンネルの完成年を基準に考えれば、実働は36年ほどってことになる。橋として極端に短命ってほどでもないが、まだまだ働けるところでの巻き添えリストラは不憫ですなあ…。幅員も必要十分だと思うし。まあ仕方ないな。
でー。ようやくのオプション紹介。
このように、橋単体としてはまあ…さほど面白みのない内井川橋だったが、【前篇】でチラ見せした、
こちらの階段。これが気になっていたので降りてみた。
すると…なんということでしょう!
非常に謎な、休憩スペースが!(違うか
ドアや窓はないが、これ、壁で仕切れるようになっている?わけではないのか?
用途は全く不明ながら、橋のたもとの階段下、そして屋根付き!嵐だと厳しいが、雨降り程度なら余裕ヨユー。これって、OFFの歓談場にピッタリじゃないかね?ここだと、ソーシャルディスタンスを確保しても5人くらいはイケそうだ。
さすがにトイレまでは期待しちゃイカンよ(笑)。あと、二輪ならまだしも車だと駐車スペースがちょっと厳しいかな。
付近に人家はないので誰かにご迷惑をかけることもなく、どこからも見えないので気兼ねなく過ごせる。
なにより、普通のあずまやなんかじゃなくってここ自体に廃テイストがあり、
しかも廃橋を愛でながら歓談できるっていう。いや、いいんじゃないの~?(笑)。
実際の話、ここがどういうスペースなのか、誰かが管理している場所なのか(管理されてる雰囲気はなかったが)は不明。ただ、橋の通行止めガードレールはあったものの、立入禁止の類の表示は付近に一切なかった。なので問題ないんじゃないかな。あっ、当たり前の話だが、ご利用は自己責任で(笑)。
あと、使った後は「来た時よりも美しく」でよろしゅうに。
これは常に基本ですからね~。
つうわけで、これが「豪華オプション」。廃テイスト休憩スペース付き廃橋をご紹介いたしました~。うん、まあね、「豪華」は言い過ぎだったかな。ごめんなさい(笑)。
【次回】、ついでにもういっちょ別オプションをご紹介。