今年最後の音楽ネタは、しばらくぶりに我が本流に戻ってみる。考えてみれば、METALLICAってまだ採り上げたことなかったな~と思いましてね。BABYMETAL記事でちょっとだけフィーチャーしたけど。
わたくし彼らは一応2003年のアルバム「St. Anger」まではフォローしていたが、実際のところ聴き込んだのは1991年のいわゆる「ブラックアルバム」までかなあ。
その中でどれかアルバム一枚となるとやっぱり、
この86年の3rd「Master of Puppets」になるんだろうな~。
わたくしの好みでは甲乙つけがたい84年の2nd「Ride the Lightning」に対してのアドバンテージとしては、やっぱり一曲目“Battery”、二曲目“Master of Puppets”の恐るべき完成度がデカいかな~。
2ndの“Fight Fire with Fire” “Ride the Lightning”の流れも大好きなんだけど、3rdのそれと比べると、やはりまだ粗削り感があってね(そこがいいとこでもあるんだけども)。
アコギのイントロから~の炸裂パターンはそりゃもう多くのバンドが採り入れたけど、このバンドが先駆者(2ndの“Fight Fire with Fire”)と言っていいと思う。
3分30秒~のブレイクダウンパートの美しさは、いつ聴いても鳥肌が立つ。5分11秒~の激重リフとの対比がまた凄まじくイイ。
ちなみに、BABYMETALは“4の歌”でこの曲を想起させるリフを使い、METALLICAへのオマージュを捧げている…と思う、知らんけど。
ミュージックビデオも作らない、ラジオオンエアもない、もちろんヒットシングルもない。当時「スラッシュ・メタル」と呼ばれたこの手の音楽性のバンドは完全にメインストリームからは無視されており、だからこそ本作の全米アルバムチャートトップ40入りは衝撃やったなあ…。感動すら覚えたっけ。
本作は、クリフ・バートンの遺作であることも触れておかんとね。このアルバムのツアーでヨーロッパを回っていた86年9月、ツアーバスの事故により早世した悲劇のベーシスト。彼が生きていれば、4th以降の音楽性は、いやMETALLICAはどうなっていたんだろう。
天に輝く“Orion”。クリフのベースを主題とした、この「ヘヴィでありつつあくまでも抒情的」なインストゥルメンタル曲が本作に収録されたことは、後の悲劇と考え合わせると感慨深いものがある…。
ちなみに、クリフの本領発揮な変態的ベースソロは、1st収録の“(Anesthesia)Pulling Teeth”で満喫できる。「(麻酔)抜歯」という曲名にふさわしいインストで、一聴の価値あり。
うん、年の瀬に原点に返った音楽を聴くのもいいものだね(笑)。
明日は今年最後の記事、恒例のやつになりまする。
