遅ればせながら、BAND-MAID ”Sense” | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

いつも大好評、BAND-MAID記事。ええ、もちろん自虐ですよ。ちょっと久々。

 

 

今宵は、本年10月27日リリースと現時点で彼女らの最新シングル、“Sense”をご紹介。

アニメ「プラチナエンド」のオープニングテーマ曲…という情報に反応する人は、うちのお客様では少なそうですな。いや、わたくしもよくわかっておりません(笑)。

 

 

 

(もし再生できなかったら、YouTubeでご覧あれ)

BAND-MAIDとして初の試みである、オーケストラによる導入部に続いて炸裂するのは、本年1月発表のアルバム「Unseen World」以降の彼女らの集大成的とでも言うべき、持ち前のメロディアスさに複雑怪奇なテクニカル・フレイバー(謎)を加えて疾走するナンバー。

ヘヴィなのにどこか軽やかささえ感じる、BAND-MAIDにしかできない(作れない)楽曲だと思う。

 

演奏の複雑さはますますエスカレートし、特にMISAとAKANEによるリズム隊の全編にわたる変態レベルのプレイは凄まじい。個人的にはに1分52秒~、中間ブレイク部の緊張感あるベースとバスドラによる刻みがツボ。

同じく凄まじい、KANAMI先生の火を噴くようなギターソロ(2分14秒~)だが、個人的にはそれと対極にあるような1分21秒~のバッキングで聞こえる繊細なタッチが心憎い。

 

それらに負けないどころか統べてしまう、圧巻のSAIKIのヴォーカルはもちろんのこと、それに絡む小鳩ミクのハーモニーも、もはやこのバンドの大きな武器になっている。

前にも書いたが、このバンドを組んでからギターを始めたという小鳩の成長曲線は、これまた凄まじい。まさに努力の小鳩。

 

 

楽曲の完成度に加えてこの演奏・歌唱レベルの高さはただごとではない。でも例によって、ニッコニコ笑いながらライヴでも軽~く再現してしまうんだろうな~。

 

 

 

この驚くべきバンド、今のところそのポテンシャルを理解し評価しているのは、海外のリスナーが中心である。

かつてのQUEENが、本国イギリスではまだ火が付かなかった時期にまず評価し認めたのは日本のリスナーたちだった、という故事(笑)の逆ヴァージョンのようになっている現状だが、早く遂行途中で中断を強いられた“World Domination”(世界征服)の旅を再開してほしいな~と願う。

 

 

 

 

無駄に熱くなってしまった(笑)。