千人場の滝の隧道訪問記【2】 (和歌山県東牟婁郡那智勝浦町) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【1】より続く。

 

 

 

アレは、もしかして!?

急いで接近してみると…

 

 

 

 

 

 

やはりそうだった、

小さいながらも明確な切り通し!

 

 

 

 

 

 

この方向は、峠でもなんでもなく、

太田川だ。

 

 

 

 

 

 

切り通しを抜けると、

ちゃんと川まで降りるスロープ的部分も造られていた。

 

 

 

 

 

 

太田川から振り返ると、この感じ。

ボンクラなわたくし、ここに至ってやっと気づいた。こここそが、本来の渡渉点となるべき、橋の流失した道だってことに。

 

 

 

 

 

 

再度、地理院地図で確認を。

獺越からの点線道が太田川を渡った、あそこですな。

 

 

 

 

 

 

それにしても、この切り通し。

どうせ人道だったであろうに、わざわざこういう土工を施すというのは、荷車なんかも通す必要があったから、なのだろうか。スロープ部を含め、ここはやたらとしっかり造られてるな、という印象。

 

いや、いいもの見た。

 

 

 

では、進軍再開。

 

 

 

 

ちなみに、

点線道が中野川を渡るポイントにも、橋の痕跡はなかったと思うが、

 

 

 

 

 

 

その点線道と思しき道には

このような石積み土留めが。

 

この写真あたりがたぶん渡河位置だったはずなので、橋に続く部分だったのかも。やはりしっかりと造られてる感があった。

 

 

 

 

 

 

さて、ここからは、しばし遡上の光景を写真のみで。

 

 

 

 

 

 

 

ここの一画、恐ろしくきれいだったなあ。

 

この陽光の射し具合と水面への写り込み具合とか、

写真はヘボいが、なんとか伝わるだろうか?

 

 

 

 

 

 

進軍再開して15分。

右岸側に流入する支流(谷)が登場。そこには滝があるようだ。

 

 

 

 

 

 

その滝を正面から。

小ぶりながらもしっかりと滝壺もある、けっこう立派な滝だが、名無しなんだろうか。

 

上段の滝との間に岩穴があるようで、下段の滝はその岩穴から流れ落ちているようだ。興味を惹かれたので高巻いて見に行こうかと一瞬思ったが、さすがにそこまではやめておいた。

 

 

 

 

 

 

さて、その先の中野川、

ここで、初めてのコンクリ製護岸が登場。そして、アレは…。

 

 

 

 

 

 

肉眼では視認できていたが、さらに接近。

目前のこれって、コンクリ護岸が倒壊した状態…よね?


 

 

 

 

 

全面的に深くなった中野川。その先に現れたのは

コンクリ製の堰堤。

 

 

 

 

【3】に続く。

 

※ちなみに、テーマ分けで分類不可なので、連載全体を「河川/水路/疎水トンネル・隧道」にしております。