【17】より続く。
扇谷第4号橋の作六ツシ側より、
扇谷へ降りた。
これが、
第4号橋下流側からのサイドアングル。
そして、視線を左へ移せば、
第3号橋、上流側のサイドアングル。
デジカメよりも横長で撮れるスマホによる撮影だと、
こんな感じだ。
こんなとこまで、わざわざこのつまらん橋を撮りにくるバカもまずおらんだろう。ふと考えて、思わず会心のニヤニヤ(笑)。大いに自己満足に浸った。つまらん橋だったが、ほんと来てよかった。
なので、こういうときの常として動画を撮ったのだが、
これまたつまらん(笑)。
まあ、記念ですな。雰囲気だけ味わってもらえれば。
さて…第3号橋はなにげに行きにくそうなのでやめといて、
第4号橋をしっかりと観察しに行こう。
構造的には、最初の第2号橋とまったく同じようだ。
さっき見えたサイドアングルから判断するに、きっと第3号橋も同様なんだろう。
向き直って、
おや、あれは。
Iビーム桁に無造作に残されていたのは、
いにしえのビール瓶、サントリー純生。
これは、いつ頃のパッケージだろう。わが国で缶ビールが本格的に普及したのは1980年代後半で、それまではビールといえば瓶ビール。川遊びのようなレジャーであっても、瓶のビールを持ち込むことが多かったはずだ。その、数十年前の空き瓶が置き去りにされている状況か。
あまり気にしたことなかったが、そういえばこの純生って商品、とっくに無くなってたなあ。今やサントリーといえばプレモル推しまくりで。あ、モルツもあるけど、断然プレモル推してるでしょ、サントリーさん。
まあ、わたくしみたいな貧乏人は発泡酒しか飲まないんだが…(笑)。トリさん、今でも売ってらっしゃるんだろうか。
もはや、管理はされていないと思われるが、
かな~り、錆が進行してるな。
こちら、
上流側からのサイドアングル。
そして、
扇谷、更なる上流方向。
橋(とビール瓶)の鑑賞を終え、路盤へ復帰して、
改めて作六ツシ方面を望む。ここでゼンリン地図で現在地を。
タキマタ谷出合から作六ツシまでの中間地点をすぎたあたりで、もうあと500mほど行けば作六ツシ、というところまで来ているが…ここで引き返すこととした。さほど疲れていたわけでもないのだが、まず目的地が、ここまでの三連廃橋だったこと、地図や航空写真で見ても、作六ツシ周辺には何も残ってなさそうだったこともあっての、この判断だった。
一応、現場では自問したんよね、「ここで撤収して悔いは残らないのかクイックよ」って(笑)。で我が心が「大丈夫だよ!」って答えたので(笑)、そうしたのだが…
案の定、今ちょっと後悔してる(笑)。せっかくなんだから、行っときゃよかったなあ。どうやらアレもあったっぽいし…。
最近、オノレに問いかけ中。
「もう一度行きたいか、クイックよ」。どうすっかなあ…。
ともあれ、あの日の自分は、ここで踵を返した。残念。
時刻は10時8分。タキマタ谷出合出発から56分後、狂小屋出発から1時間17分後、廃道に入ってから2時間26分後、進軍開始からは3時間44分後のことだった。
まあ後はなだらかにエンディングへ…。でもまだしばらく終わらん(笑)。
【19】に続く。