廃村・狂小屋とその奥探索記【18】(岐阜県揖斐郡揖斐川町櫨原) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【17】より続く。

 

 

 

扇谷第4号橋の作六ツシ側より、

扇谷へ降りた。

 

 

 

 

 

 

 

これが、

第4号橋下流側からのサイドアングル。

 

 

 

 

 

 

 

そして、視線を左へ移せば、

第3号橋、上流側のサイドアングル。

 

 

 

 

 

 

 

デジカメよりも横長で撮れるスマホによる撮影だと、

こんな感じだ。

 

こんなとこまで、わざわざこのつまらん橋を撮りにくるバカもまずおらんだろう。ふと考えて、思わず会心のニヤニヤ(笑)。大いに自己満足に浸った。つまらん橋だったが、ほんと来てよかった。

 

 

 

 

 

 

なので、こういうときの常として動画を撮ったのだが、

これまたつまらん(笑)。

 

まあ、記念ですな。雰囲気だけ味わってもらえれば。

 

 

 

 

 

 

 

さて…第3号橋はなにげに行きにくそうなのでやめといて、

第4号橋をしっかりと観察しに行こう。

 

 

 

 

 

 

 

 

構造的には、最初の第2号橋とまったく同じようだ。

さっき見えたサイドアングルから判断するに、きっと第3号橋も同様なんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

向き直って、

おや、あれは。

 

 

 

 

 

 

 

Iビーム桁に無造作に残されていたのは、

いにしえのビール瓶、サントリー純生。

 

これは、いつ頃のパッケージだろう。わが国で缶ビールが本格的に普及したのは1980年代後半で、それまではビールといえば瓶ビール。川遊びのようなレジャーであっても、瓶のビールを持ち込むことが多かったはずだ。その、数十年前の空き瓶が置き去りにされている状況か。


 

 

あまり気にしたことなかったが、そういえばこの純生って商品、とっくに無くなってたなあ。今やサントリーといえばプレモル推しまくりで。あ、モルツもあるけど、断然プレモル推してるでしょ、サントリーさん。

 

まあ、わたくしみたいな貧乏人は発泡酒しか飲まないんだが…(笑)。トリさん、今でも売ってらっしゃるんだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

もはや、管理はされていないと思われるが、

かな~り、錆が進行してるな。

 

 

 

 

 

 

 

 

こちら、

上流側からのサイドアングル。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、

扇谷、更なる上流方向。

 

 

 

 

 

 

 

 

橋(とビール瓶)の鑑賞を終え、路盤へ復帰して、

改めて作六ツシ方面を望む。ここでゼンリン地図で現在地を。

 

タキマタ谷出合から作六ツシまでの中間地点をすぎたあたりで、もうあと500mほど行けば作六ツシ、というところまで来ているが…ここで引き返すこととした。さほど疲れていたわけでもないのだが、まず目的地が、ここまでの三連廃橋だったこと、地図や航空写真で見ても、作六ツシ周辺には何も残ってなさそうだったこともあっての、この判断だった。

 

 

一応、現場では自問したんよね、「ここで撤収して悔いは残らないのかクイックよ」って(笑)。で我が心が「大丈夫だよ!」って答えたので(笑)、そうしたのだが…

 

 

 

案の定、今ちょっと後悔してる(笑)。せっかくなんだから、行っときゃよかったなあ。どうやらアレもあったっぽいし…。

 

 

 

 

 

 

 

最近、オノレに問いかけ中。

「もう一度行きたいか、クイックよ」。どうすっかなあ…。

 

 

ともあれ、あの日の自分は、ここで踵を返した。残念。

 

 

 

 

 

時刻は10時8分。タキマタ谷出合出発から56分後、狂小屋出発から1時間17分後、廃道に入ってから2時間26分後、進軍開始からは3時間44分後のことだった。

 

 

 

 

まあ後はなだらかにエンディングへ…。でもまだしばらく終わらん(笑)。

 

 

 

 

 

【19】に続く。