廃村・狂小屋とその奥探索記【1】(岐阜県揖斐郡揖斐川町櫨原) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【序】より続く。

 

 

 

5時50分、探索のベースとなるこちらに到着。場所はココ

ゼンリン地図にはまったく描かれていないが、【序】で示した通り扇谷姫街道橋西詰から扇谷右岸へと上る道があり、それを道なりに進むとここに着く。

 

ここは、櫨原望郷広場。

 

 

 

 

 

 

水没した旧徳山村の八集落には、それぞれ付近の高台に望郷広場と名付けられたスペースがあり、

このような望郷の碑が設置され、住民による碑文と

 

 

ありし日の集落の家並みを示す地図などが書かれている。

 

左下に「現在地」と書かれているので、少し右向きで国道417号ごしに見下ろす湖水の下に、櫨原集落が眠っているということか…。

 

 

 

これらを読み、湖水を眺め、一礼してから準備を始めた。前回の門入~戸入アタックでのミスはタイムマネジメントのお粗末さに尽きたことを痛感しているので、今回はキビキビと動くつもり…ではいる(前回は準備でダラダラと小一時間もかけてしまった)

 

 

 

 

 

 

 

 

準備をしながら、

見下ろす扇谷姫街道橋。その向こうには櫨原義徳隧道も。

 

先ほどあの橋の上から見た、分厚い霧のたちこめる扇谷。アタックに慎重になっているが故、少し心がざわついたが、まあこういう山間部では朝ってこんなもの。日が昇れば晴れてくるはずだ…。

 

 

そして慎重故に、道程についてできる範囲の下調べはしてあったので、今回は基本的にずっと「ちゃんとした道」(たとえ廃道であっても)を歩くことになりそうだとわかっていた。

なので、前回のように山中で道をロスト…みたいな心配はほぼないと考えていたが、別の懸念があった。そのため、装備をどうするかが考えどころだったが、そこを煮詰めずに来てしまった。

 

唯一「勢いで」来たがために残った懸念材料だったが…まあ、ここは原始的な解決策を採ることにした。この辺はまた数回後で(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

準備をし、忘れ物がないか点検し、すべて整った。

 

6時22分、進軍開始。ちなみにこの道、国道との取り付け路だ。

まず目指すのは、あのヘアピンの頂点。

 

 

 

 

 

 

 

 

そこにあるのは、

のっけからゲート。

 

もとより、これはもう完全に予想通り。最初っから歩くつもりで来ていたし、落胆はなかった…が、ご覧のように脇は甘いので、アシを持ってる方はまあ…ひと安心?(笑)

 

 

 

 

 

 

参考までに…これは帰りに撮ったものだが

一部の方に捧げる(笑)。

 

…これが役に立つのか、知らんけど。

 

 

 

 

 

 

 

ゲート内に立っていた看板は、こういう内容。

路線名などがわかるかと思ったが、そういう情報はなかった…つうか、正直よく見てなかった(笑)。気が逸っちゃって…。

 

 

 

 

 

 

かくして、

6時24分、ゲート・イン。

 

さあ待ってろ狂小屋!

 

 

 

 

 

【2】に続く。