【3】より続く。
道のぶった切れ地点から、少し川側に降りての景。
写真左端と右端に、それぞれ石積みが見えているのがわかるかと思う。その真ん中が、ゴッソリと逝かれてるという状況。
上の写真でわかるように、偶然なのか意図的なのか蛇籠で固められて降りやすくなっていたのでこれを利用し、
下巻きで山抜けを横断する。これは道のぶった切れ地点を振り仰いだ景。
ここから見下ろすと、
川までは残りこのくらい。
ちなみに下に見える二本の木は、あそこに生えているのじゃなく、あの根付き状態で上からスライディングしてきたもののようだ。怖ァァ。
ところで、
これ、なんだろね?
…みたいなものも見つけつつ、
対岸の石積みに辿りついた。
前回終わりに「これを見落とすなんてド素人か」と書いたが、いや~、これだけでも残っててくれてよかった。この先にもほぼ残ってなさそうな感じだし。
まあ実は、せっかく復帰したこの路盤もすぐに終わりそうなことは、もうすでに見えていた。しかし、さらなるステップへの手がかりを得るため、ここも行けるとこまで行ってみる。
途中には、
何が書かれていたのかもはやわからない、朽ちまくった看板?が。
その先で路盤はドバっと抜けて、
後付けの土留め工?が宙に浮いている。終わりが近い。
そしてドンツキ。
ここもまた、わずか数十mで壮絶な山抜けによって寸断されていた。
写真ではわかりにくいだろうが、数m以上の断崖となっていて、まったくもって進むことも降りることもできない。
この先どうなっていたのか、なにかめぼしい情報が得られないものか。
目を凝らしてみた。…んん?
なんか…見える?
見えるんじゃあないですか!?
危ない態勢でプルプルしながらズームしたので、いまいち鮮明ではないが、なんか穴っぽい暗がりがあるような?これはいきなり引き当てたか?半信半疑ながらテンション上がった。
だが、いずれここは進めない。
結局のところ、
こうして川べりまで降りてきた。
時刻は7時28分。ぶった切れ地点到着から次の目標を見つけるまで、1時間を要した。
つまりは、こういうことだ。
赤線のように道が通っており、真ん中の切れてるところが先ほどいたところ。山抜けの先、あのあたりに意味ありげな暗がりが見えたと。
まあ、次の目標が明確になったところで、
進軍開始から1時間34分、ここで腰を下ろして水分補給、初めての休憩を取った。足を投げ出して、しばし浸る。
下手にアクセスのいい立地ならBBQ目的のDQN(笑)がやってきそうなものだが、さすがにここには痕跡も含めてそんなのはなかった。しばし心の洗濯…。
こういう、
思わせぶりなものはあったけどな。なんだねこれは?
休憩しながら、上流側を見つめた。
まだ見えないが、あの奥に不動滝という滝があるはずだ。
記事タイトルになっているのをお気づきであろうこの滝、事前にいくつか拝見した沢屋さんたちのサイトで見たそれは、雄大というよりは豪壮な滝だった。
これまで書いてこなかったが、問題のブツは、その不動滝にほど近い位置にあるということだけわかっていた。それがどの程度のスケールで見て「近い」のかが不明であり、大きめのスケールで考えれば、そろそろこのあたりも「近く」にはなる。滝との距離、直線距離ではたかだか200m弱ほど。
自分の中では、比較的順調に接近してきたという印象。あとは「あの暗がり」が正解なのか否か…。気が逸る。
さて、10分ほどの休憩で英気を養った。
いよいよ、「あの暗がりの真実」に迫ってみよう!
つうかこの先、ヤバそう…?
【5】に続く。