いつの間にやら30枚目になったこのシリーズ。今回は2020年1月25日に出会った変わり種のブツをご紹介。
まずは、ど~こだ?から。
これは初めて見るパターンだったな~。わかりますかね?左端。
そこにあったのはこれなんだが…
キミ…仁丹看板だよね?(笑)
仁丹住所看板のアイデンティティであるあのマークが見当たらないのだが、文字の筆致が完全に仁丹看板だし、
もっとも有力な証拠は、
最上部(「區京上」の上)の、真ん中に菱形を配した意匠。
仁丹看板の中でも少数派の、マークが上にあるタイプ(参考)。そのマーク部分だけを切り落としたものであることは、間違いないだろう。…なんでそうしちゃったのかは知る由もないけど。
そしてスルーできないのが、
この門。
さりとて実はさほど珍しいものではないんだが。
京都の市街地に無数に存在する、この手の路地(辻子、図子とも)。その入口にはしばしばこういう門が設えられていて、場合によってはその奥に住む人の名札が掲げられていたりする(この令和の世でも!)のだが、こんな感じで仁丹看板が取り付けられているところは存外に少ない。
また、ここの場合は路地両側の家が建て替えられて、路地の奥と門だけが以前のまま残っている、というパターンで、撤去されずに残されているのは珍しい。
まあとりあえず…
唐突感が(笑)。
それにしてもこの仁丹看板。謎にカットされた経緯もさることながら、以前からこの門に付いていたものなのかどうか、どうもアヤシイ。もしかしたら、立て替えたお宅のいずれかに付いていたものだったのかもしれないな。
…知らんけど(笑)。