リアクション動画で楽しむBABYMETAL “Tales of the Destinies” | 穴と橋とあれやらこれやら

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「リアクション動画で楽しむ」シリーズ、ただでさえ需要がないのに、お構いなしにBABYMETALもやっちゃうぞ(笑)。

 

その第一弾は、2016年の2ndアルバム「METAL RESISTANCE」収録の“Tales of the Destinies”。わたくしBABYMETALの楽曲はその8割が名曲(残りの2割は佳曲)だと思ってるのだが、その中でもこの曲は常にお気に入りリストベスト5には入ってる。

 

 

 

初めて聴いた時の衝撃は凄まじかった。ここまでヤルのか!?って。これは完全にアレだ。プログレ・メタルだ。

例えるならば、ジェットコースター。あるいは変化に富んだ激流下り。聴くほどに翻弄・幻惑・魅了される。そう、わたくしみたいな素人でも、めちゃくちゃ複雑な難曲であることは理解できるんだが、でありつつもやっぱり悪魔的にキャッチーなんだなあ。たまらんなあ(笑)。

 

 

 

まずはアルバム音源で。

YouTubeに公式のアルバム音源もあるのだが、たぶんブログに貼ったらブロックされそうなんで、こちらのやつで。背景画像はあるけど動きません(笑)。

 

 


 

このアルバム音源へのリアクションで特に好きなのがこれ。Trash Talkersさんのやつ。個人的に、今もっとも「何をしゃべってるのか知りたい」リアクターである。彼ら、チャラチャラしてるようでいて、かなりしっかり聴いて熱く語ってる。そんな様子を見てると、「あ~、何て言ってんだろう」って。

わたくしアタマから見て楽しんでるが、飛ばしたい方は4分21秒からリアクションスタート。2人の様子を見てるだけで楽しめる。めっちゃハマってるやん(笑)。曲の後半とか、正にジェットコースターに揺られてる乗客みたいになってる。どんだけ~!と言いながらも笑いが止まらない、的な。

 

彼ら、毎週月曜日を「BABYMETAL MONDAY」と銘打って、いろんな曲にリアクトしてきてるが、これまででも屈指のリアクションだと思うな~。最高。

 

 

 

 

 

 

この曲がライヴで披露されたのはたった一度、2016年9月の東京ドーム公演のみ。その様子は公式の映像作品としてリリースされてるし、以前YouTubeでも期間限定で公開してくれたのでその際にわたくしも見られたが、まあ凄まじかった。

 

 

実は、先日発売された「別冊カドカワ~総力特集BABYMETAL」でのインタビューで、最初で(今のところ)最後となっているこの曲のパフォーマンスについて、姫たちが興味深い想い出を語っていた。

 

Su-METAL

「(前略)『これは本当に披露できるのかな?』と思いながら、かなり練習を重ねた上でライヴに臨んだんです。そうしたら、私…これは今だから言えるんですけど、この曲が始まって10秒くらいで音を見失ったんですよ。それで1番の間は、ほぼずっと音を見失った状態でライヴをしていて。それが凄く悔しかったんです。

相当難易度が高いので、今すぐ披露できるかと言われたら、それもわからないです。失敗する可能性が高いから披露するのが怖いって思う反面、いまだに悔しくて、リベンジしたいっていう想いもある曲ですね。」(「別冊カドカワ」P87)

 

MOAMETAL

「あれは今思い出しても笑っちゃいます(笑)。面白いなって思いながら踊っているんですよ。途中で拍子や曲調が変わるし、自分が正しいリズムをとれているのか、踊りながらも正解がわからなくなるんです。リハーサルスタジオだと狭いのでまだ理解できるんですけど、それが東京ドームのレベルになると音の跳ね返りがすごくて。自分が何を聴いていて、みんなが何に合わせて踊っているのかわからなくなりましたね。身体に叩き込むしかなくて、もう練習あるのみです。(後略)」(同P92)

 

 

…という感じで、姫たちにとっても相当な難曲であったことが伝わってくる。

 

 

 

 

で、せっかくなんで(笑)、それが「かいま見」られるリアクション動画も。It Reatsさんのやつで。

リアクト元の動画はもちろん公式なものでなく、ファンカムを交えたファンメイドのもの。しかし、今YouTubeでこの曲のライヴ映像を観ようと思えば、この動画で「かいま見る」しかない。

 

 

先のインタビューでのコメントを踏まえてこのパフォーマンスを見ると…とても音やリズムを見失ってるようには見えない。難しい、大変だと言いながらも、全くそれを感じさせないレベルで歌い踊る姫たちが凄けりゃ、この難曲でさらっとアルバム音源再現を超えるプレイをする神バンドも凄い。ステージの上の全員、バケモノだ。

 

 

それにしても、インタビューを読んでいると、アーティストというよりはアスリート…たとえばフィギュアスケートとか体操とか、演技を披露するアスリートに近いメンタリティを感じる。己との戦いに明け暮れるストイックさと、その成果を披露する張りつめたテンション。いわゆる普通のバンド、アーティストには有り得ないその特質が、何ともいえずユニークだ。

 

 

 

 

ニッポンが世界に誇るバケモノ、BABYMETAL。追いかけるのに、遅すぎるなんてことはないぞよ?(笑)