旧・三寶寺橋の遺構 (京都市右京区鳴滝松本町) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 

2012年3月18日、某下見の際に発見した物件をご紹介。この日のネタで記事にしているのは、後半の十三石山隧道

 

 

 

この日序盤は京都市右京区の鳴滝川に架かる橋をチェックしていて、その流れでやってきたのが

国道162号のこの橋。場所はコチラ

 

写真手前が京都市街地、奥が高雄、京北方面。橋は鳴滝川の支流・井手口川を跨いでおり、写真左へ百m足らずのところで鳴滝川に流入している。つまり左側が下流側である。

 

 

 

 

お名前は、

三寶寺橋。現場でお誕生日は判明しなかったが、けっこう古そうな橋だ。

 

 

 

 

 

で、その下流側に見つけたのが…

この明らかな旧橋遺構。

 

橋面は失われているが、両側の主桁と、桁を支えていたであろうあれは…!?

 

 

 

 

 

左岸側から見てみると

うむ、鋼製の方杖橋脚だ。桁と一体ではないので、ラーメン橋ではないな。

 

 

 

 

 

続いて右岸側から…おお!

親柱が一本残っている!

 

 

 

 

 

そこに刻まれていたのは、

「大正四年三月架設」。


おおお古い!大正前半!これが判明しただけでも嬉しい~!この一本だけ残った親柱と鋼製方杖橋脚に感動した~。

 

 

 

 

 

 

そういえば、

日本最古の鋼製方杖橋ってどれなんだろう。数自体もそんなにはない気がするが…もしかしてこの物件、貴重品かも?

 

 

 

以上。