ニーズがあろうとなかろうと、定期的にブッこむBAND-MAID記事、今宵はここ最近のお気に入りである“alone”をピックアップ。
まずは2016年2月にリリースされた公式MVから。
これ、彼女たちの自作で初めてリリースが認められた(それまでは外部作家の楽曲、現在は完全に自作曲のみでアルバム制作)曲だったらしいのだが、そりゃあコレを聴かされたら認めざるを得んでしょう。それほどに完璧。メインコンポーザー・遠乃歌波の楽曲だと思うのだが、傑作だ。
まず、ツイン・ヴォーカルがとっても効果的にフィーチャーされている。冒頭から、小鳩ミクの軽くて可愛い系の声が彩姫の低くて深い声に絡むのがめっちゃ気持ちよく、その彩姫のヴォーカルもロウからハイまで激しく昇降する複雑な歌メロを完璧に歌い上げていて素晴らしい。
中間部、2分11秒~の「ここにいたら窒息しそう…」のクールな語り部分に続く遠乃歌波のギターソロは、FAIR WARNINGのヘルゲ・エンゲルケを彷彿とさせるような、「天翔けるハイノート」が炸裂する、まさに鳥肌モノ。彼女のテクニックとセンスが凝縮された、珠玉のソロだ。
個人的に圧巻なのは、全編を通しての廣瀬茜のドラムプレイ。曲を邪魔しないのに耳に残り、テクニカルなのに聴きやすいという、まさにセンスのカタマリだ。ひたすらにカッコいい。
曲によってド派手なミサのベースプレイも、この曲では比較的ソリッドなプレイがメインになっている感があるが、先述した2分11秒~の彩姫の語り部分でのバッキングはじめ、モゾモゾ動くベースラインが絶妙に気持ちよく、「らしさ」を出している。
ということで、今週のナンバーワン(笑)は、この“alone”。
で、このMVのリアクション動画を。
MagicLunchBoxというリアクターさん、低い声でちょっとコワモテなタトゥー入り、いかにもメタルヘッドっぽい感じの方で、BAND-MAIDのリアクトもすでにけっこうやってらっしゃる。中でもこの曲はかなりお気に召したようで(笑)。
1分19秒からリアクション部分は始まる。2分41秒、いわゆる「二番」が始まったところで思わず笑顔になり一度ストップ。「ドラムが最高だ」「パーフェクト!」とのたまう。ギターソロのところでも思わずエアギター出てるし(笑)。
で、これは同曲のライヴ・ヴァージョンへのリアクション動画。
画面では“MATCHLESS GUM”という別の曲名になってしまってるが、中身は“Alone”だ。
これは、Shaun Stockhouseというリアクターさんの動画。リアクション部分は1分15秒あたりから。のっけから「ナイスハーモニー!」と。終わってからも「ヴェリー、ヴェリーナイス!」とのたまってる。何度となく「PAPA ROACHっぽい」とコメントしてるようだが、わたくし残念ながらPAPA ROACHを聴いたことがないのでなんとも言えない。
とりあえず、ライヴでこそ証明されるタイトなプレイと、爽快なドライヴ感がたまらないっす。
みたいな感じで、ついつい書きすぎてしまったが、今後もちょこちょこリアクション動画を絡めてBAND-MAIDを紹介していくので、興味無い方はあきらめていただければ(爆)。