【3】より続く。
前回最後の写真をもう一度。
右が隧道上から辿ってきた道。左は未知の舗装道路だが、わたくしの中ではほぼ「あの道」だという答えが出ていた。
真ん中にあるものは…パッと見では鐘楼のような造り。わたくしの「あの道」との読みが正しければ、左へ進んでいった先にあるアレと関連があるものではないか?
とりあえず、どこに出るかと辿っていった先に忽然と現れたこういう建造物には、心浮き立たせるものがあった。
少しだけ、左の道を辿ってみた。
ちょっと先で、めっきり狭くなっている。ダブルトラックはあるものの、ごく薄い…。
ここで振り返り。
しかしほんとに、何をするところだろうかね。そばに寝かせてあった竹がヒントになるのかな?
では、道の続き、
おそらく最終パートへ。
ほどなく、勾配の変わるところでアスファルトからコンクリ舗装に変化したが、
ここにあった排水溝にも、前回見たのと同じグレーチングがあった。あの車道規格の幅員となっていた区間は、この舗装路とひと続きで拡幅整備されたのかも?
やがて現れた、
金属フェンスのゲート。
見るからに獣害除けのゲートで、「開けたら閉める」厳守のやつだ。通常はそのようなことが書かれた掲示が取り付けられているが、何もない。完全にジモティーしか使わない道ってことだと思う。
厳粛な面持ちで通り抜け(笑)、
ゲート振り返り。あからあまに作られた転回スペースが面白い。
そして道はついに、
開けた場所へ。
左下に見えている道…わかりますかね?何を隠そう、これ、隧道に至る道なのである。やはりわたくしの読みは当たっていた。間違いなく「あの道」だった。
地図は最後に。
上の写真から視線を左手前にズズイ~と移していくと、
この景。
隧道に向けて高度を上げていく道。そして先ほど辿ってきた赤線道はあのあたりをトラバースしているはず。
やがて、
合流地点へ。
合流地点に立っている看板には、
今辿ってきた道を進むと、「島神社」とある。以前からこの看板は知っていたし、この分岐も当然知っていたが、こここそが旧道の入り口だったのか~。
ここでようやく地図を。
あくまで大まかなイメージだけだが、赤線道はおおむねこういう感じのルートだった。
一部車道規格の幅員を有していたが、全体的に勾配を抑えた道の付け方を見るにつけ、荷馬車道だったのではないかと思われる。単なる人道ならばつづら折りでガシガシ登ればいいわけで。
つうわけで、隧道旧道と呼べるかどうかは微妙だが、隧道を使わずにクリアする道は確かに存在した。が、お読みいただければわかるとおり、いくつかの宿題を残している。おいおい再訪して、そのあたりにも迫って参る所存。
とりあえず、現時点ではこういうところで、
連載最初の写真に戻ってキレイに終了。