【序】より続く。
時刻は12時19分。満を持して進軍開始。
ノートさんと旧・京路橋に、しばしのお別れを。
道は、ためらうことなく
ガンガンと高度を上げてゆく。
ヘタレなわたくし、もちろんダホンちゃんはのっけから「押し」(笑)。
歩くこと5分。
謎の鉄製階段が現れた。けっこう立派。
下をのぞいてみたが、特に何かありそうでもなかったので、割愛した。まあ同じ道を戻ってくることになるから、帰りに見てもいいしな(結局忘れたが・笑)。
12時26分。鉄製階段から数十m先で、
分岐が現れた。
本線は左(直進)だが、右へと下っていくのは、地図でも描かれていた細道だ。
ゲートはあるのだが、
解放されていた。
この道も調査するつもりなのだが…
地図によると、未成道のこの先で、また別のアプローチもありそうだったしな。ここは一旦スルーした。しかし、えらいまたグイグイ降りて行くなあ。
この細道、ここではなく後ほど見た看板で
「林道大野谷線」という名前が判明した(わかりにくいっすな)。
年号が消してはあるものの平成に入って設置されたらしいこの看板には、すでに着工していた小出石大布施線がしっかりと描かれていた。
で、これも後で見つけた別の看板で、興味深いことが判明。
上の看板と違い、昭和50年代半ばに設置されたらしいこの看板には、林道大野谷線のみが描かれていた。
小出石大布施線の着工は昭和56年ということだったので、この看板に描かれてなくて不思議はない。要は、この林道大野谷線が先んじて存在していたということだ。
間違いなく、入口からこの分岐までは、かつての林道大野谷線を上書きしたものに違いない。分岐からグングン下ることで、本来の位置へと降りて行くんだろう。先ほどの鉄製階段も、かつての路盤へと降りて行くものではなかったか?なにかあったんかなあ。行けばよかったなあ(笑)。
さて、本線に戻ろう。
こちらにも、ゲートはあるが解放されていた。12時27分、第二のゲートを通過。
こういう、
よくわからないものの痕跡とか、未成道あるあるかも?
路外を見下ろせば、
もうこんなにも比高が開いた林道大野谷線と、大野谷川。
実はこの探索前に地理院地図を見ていて、あの林道の先に建物表記があるのを見つけていた.。この記事では明記こそしてないが、もちろんここら一体は基本的に立●●止であるだけに、気になっていた。何があるんだろう?あちらはけっこう、車の出入りがあるのだろうか。
まあ、後でわかるだろう。これも、楽しみにしてきたことのひとつだった。
未成道らしい、どこか空虚感を感じさせる風景が続く。
目を引いたのが、これ。
路面を横切る溝に鉄蓋。こういうのって、ありそうであんまり見なくないか?
どうだろう?
なんか知らんけど、印象に残った。
このへんなんかは、
センターラインでも引かれてたのか?って感じの痕跡もあったり。まあ公式には一度も供用されたことがないはずだが。
相変わらず、道はグングン高度を稼いでいく。ここまでのところ、目立った土木構造物は現れていないが、
そろそろなんかイベントが欲しいな~、とか思ってたら、
おっ!なんか見えてきたぞ。
【2】に続く。