【前篇】より続く。
ジュボっ!と入洞。
さほど長くはない隧道だが、旧・第二隧道と同じく、洞内はいくつかの変化を見せた。
まずはわずか数mで
煉瓦巻き立て終了。素掘りパートとなる。
その素掘りパートの先は、
再びの煉瓦巻きパート。巻厚は三層。
ここからは最後まで煉瓦パート。第二隧道のようなコンクリブロック巻きパートはなかった。
煉瓦巻きパートの大部分は白華現象が顕著だったが、
一部このように美麗なところも。実に発色がいい。
白華自体は何となく理解しているが、なんでこのような白華の有無でマダラ状態になるのかはわからない。どなたかご教授いただければ幸い。
東側へ抜ける手前には、
謎の空き瓶がゴロゴロと。廃隧道あるあるですな(笑)。
そしてやっぱりこれ、
鉄板の構図。
…が、抜けた先がやたらとアッサリしてるな?
それもそのはず、抜けた先は
ほんの20mほどで、国道249号現道だった。はっはあ、こういう感じ。
なるほど、こっちから通りかかってたとしたら、
一発で見つかったやろうけどね~。
でも、旧道の痕跡を見つけてテンション上がって、みたいな、これまでの展開によるドキドキ感は味わえなかったと思う。よって、この順番でよかったな、と(笑)。
改めて正対する、
旧・七海第三隧道・東側坑口。
この開けた立地、当然ながらここまでの四つの坑口の中で最も明るい雰囲気のもとで見るポータルは、共通の意匠ながらもどこか違って見えた。
こちらもまた、状態はかなり良さそう。
…だったのだが、それゆえになおさら驚く光景を見つけた。
ご覧あれ!
アーチ環の根元、スパンドレルとの隙間から生える、けっこうな太さの樹!
こんなのが生えてきたら、アーチ環とスパンドレルは引きはがされて裂け目が生じ、煉瓦壁は孕んで破壊され、アーチ環は歪み…となるはずなのに、
全然、素ぅですやん!?
どうなってんのこの隧道。意味わからん…。魔術か?
いや~、
なかなかに印象深い隧道だった。
最後に味わう、西側鉄板の構図。
もちろんジュボっ!と戻った(笑)。あー楽しかった!
最後にコチラ、現道の七海第三隧道・東側坑口。
今見てきた旧隧道に対して新しいはずだが、すでに十分な風格が。
それもそのはず、
昭和42年3月と、わたくしと同い年(一学年上・笑)のおっさん隧道だった。
つまり旧隧道は、一線を退いて(探索時で)50年近く経っていたわけだった。
が、不思議なことに、
現道からの進入を止める措置は、果たしてあったっけ?
簡易なロープ程度は張ってあったんだろうか?さすがに記憶がない。
あるいは特定の感性の人間にしか見えないんだろうか、魔術のかかった隧道のようだったし(笑)。
そんな愚にもつかないことを思いながら、七海の三隧道を後にした。
以上、四年越しに(笑)完結。














