【前篇】より続く。
そういえば、前篇では地図リンクを入れ忘れていた。現在地はおおよそこのあたり。
大納川に沿ってまわりこむ旧道、地図を見ていただければわかるとおり、もう少しで現道が見えてくるか?というところなのだが、
全然そんな気配なし(笑)。
なんなら、
最凶に荒れてるんやけど!
グリーン・ヘルってほどじゃないけど、路肩がわかりにくくなってて地味に危険。ナメてはいけない。
ところで、そこに見えてる真新しい電柱、旧道のここまでにもあったのかどうか、記憶に(記録にも)ない。唐突に現れた印象。
つうか、
こういう局面で威力を発揮しそうやな~例の撥水加工パンツ。
そして…写真ではわかりにくいが、ここではっきりと見えた。現道を示す、「赤いサイン」が。
そしてすぐさま右手に現れた、
コンクリの擁壁…のようなもの。その先にもう、見えてますな。
赤いサイン、すなわち、
現道を守るロック/スノーシェッド。
そうそう、この新旧合流部分が見たかったのだった。
新旧の高低差は3mくらいか?
そこはちょうど、
現道の谷戸口トンネル・南側坑口横。
つまり、さきほど旧道脇に現れたコンクリ擁壁は、地上に現れたトンネル側壁なのだった。
シェッドに隠されて、扁額の有無は確認できず。
正直、シェッドに登って確認しようと思った(ちょっとだけ)のだが、自粛した。少しだけ、後悔してる(笑)。
んで、振り返ってみるコチラが、新旧の合流地点。
「旧」がわかりませんな(笑)。
シェッドの外の旧道部分には、
やはり、なぜかシングルトラックが(笑)。電柱の保守とかで使われてるんかなやっぱ。
進むこと30~40mで、新旧の高低差はどんどん縮まり、
ここでちょうど、その差はゼロに。逆にここからはm現道のほうが高度を上げていっている。
んなわけで、ここで
現道復帰&振り返り。旧道完抜け成りました~!
実はこの旧道アタック前に、
先にこっちへまわって偵察していた。
初訪問時にはこっちからの旧道の様子を見ていなかった(ような気がする)ので、抜けてこれそうなのかどうかをね…
うん、イケそうやな!(えっ?ジャッジがおかしい?)
廃道であることは一見してわかったが、コレは行けるという判断のもとに敢行…っつうか、絶対に行きたいわ、特にあのシェッドの尽きるところ、すなわち新旧道がどう併存しているのか、見たい!
…と、雨の中を意気込んで敢行したこのプチ探索。結果として、新旧合流は併存っていうよりも旧道が削られて終了…って感じだったのかな。
しかしそれは、現道を工事してる時点で旧道が通れなくなってしまうことを意味する。旧道はもう少し大納川側にせり出していたのか、あるいは工事期間中に仮設の桟橋を設置して捌いたか。
…知らんけど(笑)。
掘り下げないのが拙ブログ、ってことで…(最低・笑)。
帰りはもちろん、
トンネルを抜けて。
たかだか235mのトンネルによるショートカットだが、旧道のあの様子では、雪崩や崩落が頻発していたであろう雰囲気が感じられた。
谷戸口トンネルの記事を書いた時にコメントで教えていただいて初めて知った、この奥にかつて存在した中竜鉱山は、当時まだ操業していた(トンネル完成は1975年、鉱山閉山は1987年)。それもあって、優先度高く改良されたのだろうか。でなければ、40年以上も前にこんな行き止まり県道の改良が行われた理由が見つからない。
そんなことをつらつらと考えつつ、
ノートさん、ただいま~。
トータルタイム39分の、まさにプチ探索。気になってた場所を踏破できて、大満足。この少し後に自分史上最悪なシバキ残しを喫することになろうとは(詳細が気になる方は、この日のダイジェスト記事の後半をご覧あれ)。思い出しても悲しくなる(笑)。
以上、完結。