【2】より続く。
謎の水路決壊部分、その先には
隧道が待ち受けていた。おぉキタ~。
まあ、知ってたんだけど(笑)。そう、この隧道の存在だけは、先人たちのレポートで記憶していた。上部水槽からここまで、寄り道コミでたったの6分。こんなに近いとは思ってなかった。
この水路決壊ポイントを、一応降りてチェックした。
石積みが切れたとこrは、土嚢を積んで埋めてある。最初の写真の階段状の部分も、土嚢でできている。やっぱりこれ、どういう状態なのか理解できない。現役時代からこんなんやったのか?うーん・・・
つうか、もうよろしいわ。
それより、隧道だよ!(ハンバーグ師匠ふうにどうぞ)
我慢できず、さくっと切り上げて隧道へ。
パッと見て貫通が確認できた。明治期の導水路隧道としてはスタンダードな(…知らんけど・(笑))石ポータル。大きなほころびはなく、状態は良さそうだ。
目を引いたのは、この要石。
ちょっと変則な形で、それに合わせて他の石が成形されている。こだわりの仕事。
ポータルサイドには
しっかり翼壁も完備。ちゃんとしてるわ~。
この側壁の向こう、隧道向かって右側に巻き道があるので、潜らなくても向こう側へまわることはできる(戻りの際に確認澄み)。後日わたくしがチェックした限りでの先人たちは、みなそのルートを選択されていた。
いやいや、ウチはそういうワケにゃイカンでしょ~(笑)。
タイトルに「穴」を標榜する拙ブログとしては、これは普通に潜るやつ。当然のように、参ります。
洞内は素掘りかと思いきや、オール石!これは嬉しい!
さすがに小さい隧道、当然中腰での入洞だが、どうも向こう側の見え方が小さいのが気になる。途中に崩落でもあるのか?
振り返り~の、
鉄板の構図。サイズ感、伝わるだろうか?
その洞内だが、
施工は存外に、雑!(笑)
モルタルはみ出しまくり~の
アーチの根元はすきっ歯状態~ので。
きっちり造られていたポータルに対し、なんとなしに漂うやっつけ感(笑)。こういうテイストは想像してなかったなあ…。まあでも、こういうのも味よ、味(笑)。
そして、洞内中央あたりだったか、
なんでか知らんが、足元がググッとせり上がってきやがったよ!
崩落してはいなかったが、なぜかこの状態。人為的に土砂が入れられた?それにしちゃああまりに中途半端。
結果、当然のごとく
めっちゃ低いぃ~(笑)。
完全にしゃがみ歩きを余儀なくされた。これ以下だと、匍匐前進しかなくなるが、幸いこれ以上は低くならないようだ。足腰きっつ!
わざわざそんな窮屈なところでズームして見た、隧道のその先。
なんと、もういっちょ隧道が控えてる!?
気にはなるが、まずは腰を伸ばしたいわ(笑)。
そしてー、唐突にー、
崖!?(笑)
皆様に問いたい。
この意味不明な段差は、一体何なんだねキミィ!いやマジで。
しかしこうして見ると、今までいた場所の低さ、際立ちますな(笑)。
デジカメのタイムスタンプを見たら、この隧道に12分もいたみたいなのだが…そんなにいたっけ?延長はたぶん50~60mほどしかなかったはずだが…。
なにをやってんだこの男わ(笑)。
つうわけで、12分ぶりに外へ。
さー、どんなんかな~?
【4】に続く。