神山発電所関連遺構を探して【3】(滋賀県甲賀市) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【2】より続く。

 

 

謎の水路決壊部分、その先には

隧道が待ち受けていた。おぉキタ~。

まあ、知ってたんだけど(笑)。そう、この隧道の存在だけは、先人たちのレポートで記憶していた。上部水槽からここまで、寄り道コミでたったの6分。こんなに近いとは思ってなかった。

 

 

この水路決壊ポイントを、一応降りてチェックした。

石積みが切れたとこrは、土嚢を積んで埋めてある。最初の写真の階段状の部分も、土嚢でできている。やっぱりこれ、どういう状態なのか理解できない。現役時代からこんなんやったのか?うーん・・・

 

 

つうか、もうよろしいわ。

 

 

それより、隧道だよ!(ハンバーグ師匠ふうにどうぞ)

我慢できず、さくっと切り上げて隧道へ。

 

パッと見て貫通が確認できた。明治期の導水路隧道としてはスタンダードな(…知らんけど・(笑))石ポータル。大きなほころびはなく、状態は良さそうだ。

 

 

目を引いたのは、この要石。

ちょっと変則な形で、それに合わせて他の石が成形されている。こだわりの仕事。

 

 

 

ポータルサイドには

しっかり翼壁も完備。ちゃんとしてるわ~。

 

この側壁の向こう、隧道向かって右側に巻き道があるので、潜らなくても向こう側へまわることはできる(戻りの際に確認澄み)。後日わたくしがチェックした限りでの先人たちは、みなそのルートを選択されていた。

 

 

いやいや、ウチはそういうワケにゃイカンでしょ~(笑)。

 

タイトルに「穴」を標榜する拙ブログとしては、これは普通に潜るやつ。当然のように、参ります。

洞内は素掘りかと思いきや、オール石!これは嬉しい!

 

さすがに小さい隧道、当然中腰での入洞だが、どうも向こう側の見え方が小さいのが気になる。途中に崩落でもあるのか?

 

 

 

振り返り~の、

鉄板の構図。サイズ感、伝わるだろうか?

 

 

 

その洞内だが、

施工は存外に、雑!(笑)

 

 

 

モルタルはみ出しまくり~の

アーチの根元はすきっ歯状態~ので。

 

きっちり造られていたポータルに対し、なんとなしに漂うやっつけ感(笑)。こういうテイストは想像してなかったなあ…。まあでも、こういうのも味よ、味(笑)。

 

 

 

そして、洞内中央あたりだったか、

なんでか知らんが、足元がググッとせり上がってきやがったよ!

崩落してはいなかったが、なぜかこの状態。人為的に土砂が入れられた?それにしちゃああまりに中途半端。

 

 

 

結果、当然のごとく

めっちゃ低いぃ~(笑)。

完全にしゃがみ歩きを余儀なくされた。これ以下だと、匍匐前進しかなくなるが、幸いこれ以上は低くならないようだ。足腰きっつ!

 

 

 

わざわざそんな窮屈なところでズームして見た、隧道のその先。

なんと、もういっちょ隧道が控えてる!?

 

気にはなるが、まずは腰を伸ばしたいわ(笑)。

 

 

 

そしてー、唐突にー、

崖!?(笑)

 

 

 

皆様に問いたい。

この意味不明な段差は、一体何なんだねキミィ!いやマジで。

しかしこうして見ると、今までいた場所の低さ、際立ちますな(笑)。

 

デジカメのタイムスタンプを見たら、この隧道に12分もいたみたいなのだが…そんなにいたっけ?延長はたぶん50~60mほどしかなかったはずだが…。

 

 

なにをやってんだこの男わ(笑)。

 

 

つうわけで、12分ぶりに外へ。

さー、どんなんかな~?

 

 

 

【4】に続く。