【3】より続く。
来歴のつまびらかでない古道、後半戦へ。
このコーナーを回り込むと、
地味にゴッソリ逝っております。
分かりにくいが、手前の道型が消失。相当昔にザラッと逝っちゃった感が。慎重にクリア。
一転して穏やかな貌を見せる古道。
フィナーレは近い…。
ここで蜂洞?登場。そしてついに現道が見えてきた。
ここへきて新たな遺構が現れるのである。
蜂洞?の前にはこんな崩れかけた石積みが。
これを見て思わずハッとした。てことはだ…
ビンゴ!路肩下をチェックしてみれば、見事な石積み!そんな気がしたのよ~。
これまたけっこうなリスクを冒して撮影(笑)。
でもこれは比較的新しいものじゃないだろうか。あまりにも道に面しすぎており、少なくとも道と同じだけの歴史を持っているとは思えない。おそらくこの道が現役を退いてからのものだろう。
ならば…この道が現役でなくなったのはいつなんだろう?
普通に考えれば、隧道が穿たれた時だが、もちろんこのトンネルはそんなに古くないだろう…
とかツラツラ考えながら、ぬるっと現道復帰。そう、こっち側からならば、あんなリスクを冒さずとも古道へ赴くことができるのだ。
しかも現道から振り返って望んでみれば、
石垣もけっこう目立つ。同業者なら、まず見逃がさないだろう…こっちから見れば、ね。だが、あっちであんな見つけ方しちゃったらさあ…行くなってのが無理じゃなぁい?(誰)
川角トンネル、南側坑口。【1】では名前さえ紹介し忘れていた(笑)。
4回にも分けて紹介してきたのが、たかだかこんだけの延長しかないトンネルの旧道であることを考えれば、かなり濃密な「道」だと言えるだろう。
話を戻せば。
道のスペックの違いの大きさを考えれば、このトンネルの完成と旧道落ちの時期が同じだとは、どうしても思えない。このトンネルの竣功時期は…銘板もなかったしなぁ…とか思ってたら
…あら?