林道中奥線の端点を目指して【7】 (奈良県吉野郡川上村) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

 
【6】より続く。
 
 
サンバー君に見送られて…
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…って、ガン無視やん(爆)。
 
つれないのう…(当たり前やろ
 
 
 
同じ場所で右を向くと
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中奥川の上流方向。
 
林道はまたしても左岸側へと移る。端点までは、もうそれほど距離はないはず。
 
 
 
渡って、もう一度橋を見ておく。
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この橋も、やはり何の情報もなし。ちっ、とことん愛想ねーな(笑)。
 
 
ところで、この橋。
 
地理院地図では→
 
ゼンリン地図では→
 
なぜかゼンリン地図では川が表示されず、しかも縮尺をいじると、川を渡らずにサンバー君の先に道が伸びていることになっている。これ明らかな間違い。
 
 
 
いずれにしても、
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残すは数百m程度のはず。いよいよ大詰めだ。
 
8時31分、進軍再開。
(注)
実は、サンバー君をしっかり撮影したのは復路だったのだが、記事構成上先に登場させた。なのでこの往路、実際はサンバー君にはほとんど時間は取られていない。
 
 
 
この日の徒歩探索パートで一番美しかったのが、
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この苔むした駒止めの鮮やかなグリーン。
 
これはキレイやったな~。
 
 
 
こう見えても、路盤を埋めた瓦礫の下には、
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アスファルト舗装があるなんて、にわかには信じられない。
 
結局のところ、最後まで舗装林道だったってことか、この林道中奥線は。そういえば、「舗装林道は嫌われる」ってのも林道愛好家あるあるですな。わたしゃ大好きですけど(笑)。
 
 
 
さっきの橋から先の、この最終パート。
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廃道としての熟成度ランクが一つ上がったような印象を受ける。
 
ここらの路肩欠損も、橋までのそれよりも年季の入り具合が違う。まず最初に逝ったのは、この最終パートだったのではないか。
 
 
 
 
路盤を埋め尽くす崩落。
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これが、実質最後の障壁だった。
 
 
 
 
これを乗り越えると、
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大きな堰堤が現れた。
 
 
 
 
堰堤には銘板が見えたが、
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・・・。
 
うーん、スマホズームの哀しさ。ダメダメやん。辛うじて判読できるのは、「~治山工事」「施工主体 奈良県」あたりのみ。
 
 
 
このまあまあの落差。
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夏場とか、涼やかでしょうな~。
 
 
 
 
そして…堰堤の先へと道は続くが、
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あ…この感じは…
 
 
 
 
キタなこれ。
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端点に到達したっぽい。

あの先、崩落ではなく、道が消失している!
 
 
 
 
間近で見てみて、
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うむ、間違いない!
 
駒止め付きのコンクリ擁壁とアスファルト路面、いずれもスパッと断ち切られたように終わっている。
 
 
時刻は8時39分、徒歩探索はわずか27分で到達。
 
こここそが林道中奥線端点であるということで、間違いないだろう。
 
場所コチラ↓
 
あえて地理院地図の広域で。かなりの奥地まで来た、というのがわかりやすいかと。
 
 
ちょうどその対岸には、思わせぶりな看板が立っているのが見える。もちろんここまで来たら、アレも見ずにはおれない。
 
 
 
というわけで、
 
 
 
 
最終回【8】に続く。
 
いや、案外短かったな(笑)。