今宵のネタは、要再訪物件で、写真3枚で完結する。
2013年2月23日。京都府最南部を徘徊した際に撮った、この写真。
お題のとおり、関西本線が木津川を渡るところに架かる木津川橋梁。
1897(明治30)年に架設され、上部は改修や架け換えを受けているものの、橋脚はオリジナル。土木学会選近代土木遺産Bランクに選定されている。
写真左手が大河原駅方、右手が笠置駅方。三連のトラスの両端はポニーワーレントラスだったが、後年にボウストリング型上弦材を付加してランガートラスに改造されたとのこと。「後年」とは言え、それでも1925(大正14)年のこと(!)。いやはや、歴史的重みが凄い。
真ん中のトラス、オリジナルはプラットトラスだったそうだが、1927(昭和2)年に現在のトラスに架け換えられた。これまた十分に古い。
個人的にやっぱ気になるのは
この両脇のランガートラス。
ポニートラスの上に後付けとか、素人には計り知れない(笑)。道路橋でもたま~にランガートラスって見るけど、全部が後付け改修ってわけじゃないよな、まさか。
ポニートラス部分、よ~く見ると、外側にJ型スティフナーが付いている。珍しい。
で、オリジナルのこの石積み橋脚、やっぱり素晴らしいな~。上段には煉瓦も使われている。
こんな素晴らしい橋梁だが、国道163号からテキトーにズームで撮ったきりで去ってしまった。
そんなもんじゃあ済まされんぞこのバカチンが!
なので、要再訪なんだね~。
ところで、不自然なズーム写真ばっかり載っけてますが、それには理由がありましてね。
だって引いちゃうと…
けしからんモノが見えちゃうので~。
実はアレ、次回のネタなんです。
とりあえず、今宵はここまで。