【1】より続く。
しずしずと入洞。
コンクリ巻き立ては間もなく終わるようで。その先は素掘りか…。
でさぁ。
その素掘りパート、やたら路盤が盛り上がってないか?さらに言えば、やたらと向こうの明かりがボンヤリと滲んで見えないか?…いや、写真の腕やカメラ性能以前の話よ(笑)?
素掘りパートまで進めば、状況は歴然。滲んで見えるこの感じは
貫通している隧道としては尋常でないレベルで溜まった湿気=水蒸気。
閉塞した廃隧道ならば、よくこういうじっとりと湿った空気に出会う。でもふつう貫通した隧道なら空気が通り抜けて溜まらないはずなんやけどなぁ…。こういうケースは初めてかも?
この状態でフラッシュ撮影とかしようものなら、写真が使いモンにならないのは必至。
わかった上であえて撮ってみたのが
振り返ってのコチラ。
そう、こうなっちゃうんですよね~。撮った方向が暗闇だったら、真っ白になるところだった。
しかし水蒸気の渦に空いたピンホールみたいなこの写真、ある意味レアかも。
で、この隧道も、
めっちゃ砂岩質。路盤は、細かい砂で覆われていた。
そう、この数時間前に見た大石峠隧道(そしてこの後に見る丸塚隧道も)とそっくり同じ地質だった。入口から見て路盤が盛り上がって見えたのは、さらさらと崩落した天井部が細かい砂となって堆積していっているから、に他ならない。
…え?あっ、はい。
この時、スーツなんですよ(爆)。
いや、ほんと、ごめんなさいね~。
さ、今回も書きましょうかね。
It's 「砂の洞」!! (3回目の登場)
さあ、この小ぶりながらもスパイシーな隧道、
俄然、イイ感じに!
なんか、メルヘン~(笑)。
【3】に続く。