【2】より続く。
いつしか、ガードレールさえもない。
眼前に広がる、極上の国道廃道風景。
時期的なものなのかどうか、犬上川に流れは見えず、石灰岩質とおぼしき巨石の転がる川床をさらしている。
風景としてもハイライトだが、さらなるアクセントも用意されている。実は…もうすぐ、そこに。
あ…?
ぐはぁ。
見事なまでに~
路肩がゴッソリと逝っております。
パックリと抜けております。
アクセントで片付けるには強烈なインパクト。これが旧道入口に書いてあった「路面陥没」の現場に違いない。
これを過ぎれば…
元の廃道風景に。…しかし。
正面の谷向こうに、何かが見えてくる…。
あれは…
進撃の巨人。…いや、言ってみただけ(笑)。
ぬっと現れた建造物群。これらは住友大阪セメント・多賀鉱山の施設。鉱山としては間違いなく現役だ。…まぁあの施設群が現役かどうかはわからないが。…生きてる感じ、しないけど(笑)。
画像左下が今歩いている廃道。そして
その上をまたぐ構造物。犬上川と旧道をひとまたぎ、そのまま左の山中に突っ込んでいる。これがコンベアなのかトロッコなのか、詳細は不明だが、かなり気になる…。
イイねぇ~!
実は…そろそろフィナーレだ。
少し進んで振り返り。
ずっと辿ってきた旧廃道はここまで。この先は、多賀鉱山へのアプローチ路として現役なのである。撮ってないけど、この脇には対岸へ渡る橋が。
そしてさらに振り返る(これまで進んできた進行方向を)と見えるのが
コレ。
これで廃道部分は終了。けど、旧道はまだ続いている。ここは一旦スタート地点に戻り、車で佐目トンネル東側の旧道入口へ回ろう。
と、いうわけで。