小黒谷の吊り橋(断章)【2】(奈良県吉野郡十津川村川津) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【1】より続く。
 
 
 
 
やっぱり!
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立地とアプローチから考えてコレ以外は考えられなかった。吊り橋だ。しかも木製床版!
 
 
 
 
この日の朝にもこんなステキ吊り橋に巡り合っていたが、ここはどうやらそれ以上のようだ。
 
 
色んな意味で。
 
 
 
 
 
 
ローアングルにて正対。
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主塔は建っていない。メインケーブルは直接山へとつながっている。アンカーレイジの有無は確認せず。
 
 
 
 
床版は板きれ3枚分。50~60センチくらいだろうか?  …。な、なかなか広いやないか(ヤセ我慢)。
 
 
 
 
 
少し側面から。ホントは下に潜りたかったが、死にたくないのでヤメておいた。
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やっぱなかなか薄いな~床版。けど廃橋ではないので、メンテはある程度しっかりなされているだろう。
 
 
少し進んで明るくなってるあたり、あの辺からが気になるところだ…
 
あぁ、色んな意味で。
 
 
 
 
 
 
 
そして何といっても…
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長い!コレはガツンと歯ごたえありそうだ…吊り橋マイスターでないわたくしとしては。
 
 
 
では…
 
 
参ろうか。
 
 
 
 
 
 
 
うーーーん(汗)。ギシギシと心地よく板が軋むものの、やはりそれ自体はしっかりしていて踏み抜きそうな気はしない。揺れ具合も想定の範囲内。なかなかイイ。が…
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なかなか心温まる幅員ではありませんか皆さん!最初のうちはまぁいいけどさ。
 
 
 
 
 
 
 
徐々に足元の地面が遠ざかっていくにつれ、緊張感はいや増す。そう、吊り橋マイスターでないわたくしとしては。
 
 
 
 
 
 
 
振り返り。木立に護られた区間はあっけなく終了。
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あとは容赦なく、風屋貯水池上の虚空に放り出される。さぁ、向き直って現実を直視してみますか?
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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ひょおおおーー!!
コレはヤバい。ヤバいよヤバい。なかなかの迫力やないですかーー!!
 
 
 
朝方に訪れた清水橋は、側面から床版の下までぐるりと金網で護られており、安心感があった。まあ言ってみればアレは例外。
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このフルコンタクト・スタイル(謎)こそが、吊り橋本来の姿。
 
 
 
 
 
 
しゃがんで、ローアングルで。
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やはり床版はしっかりしている。そして横桁も真新しい。ひょっとすると、補修が行われた後だったのかも。
 
 
 
 
 
これを撮影するためにしゃがんでみて気づいたのだが…
 
 
 
 
 
 
 
再度立ち上がるのが、けっこう怖い(笑)。
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いや~、醍醐味ってやつですな~!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
さ~、まだ先は長い。
 
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【3】へ…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
続かないのであります(泣)。 エエェェェ!
 
 
 
 
 
 
一応、ちゃんと渡ったのだ、対岸まで。
 
しかし、後日。
 
 
 
以前、わたくしは探索の画像をCD-Rに保存していたのだが、この時の画像を保存していたディスクがある日突然クラッシュ!あのときは目の前が真っ暗になった…1年分以上の画像が消えちまったんですから!
 
 
すぐに半泣きで専門店へ持ち込んで画像のサルベージを依頼。幸いなことにかなりの画像はリカバーできたのだが、一部の画像は永久に失われてしまったのでありました…・。
 
 
 
そう、ご想像どおり、この吊り橋の残り部分の画像も最悪なことに失われてしまった、ってこと。唯一蘇った画像はコレ。
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アレを契機に、画像の保存はDVD-RとUSB(フラッシュメモリ)の2種類で行うようになった。最悪どっちかが消えてもバックアップができるように。
 
 
 
 
 
 
 
とか言っちゃって、ホントはビビって戻っちゃったんでしょ?
 
 
 
 
 
と思われるのがシャクなので、ここもぜひ再訪を果たしたい物件なのであります。…いや、確かに怖かったっすよ(爆)。
 
 
 
 
かくして、完結…ならぬ断章。