神川橋(石川県羽咋郡志賀町福浦港) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

2016年5月1日、石川県シバキまわしツアー初日。上棚の謎の穴菅原隧道(仮)よりも前のお話です。
 
 
最近石川ネタやりすぎてるなあ…。でも夏の間にもう一本は予定してますんで、悪しからず(笑)。
 
 
 
いきなり、ドン。
 
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地図を見るとわかるが、右端に少しだけ見えている道を進んでいくと、トンネルがある。それを訪ねての戻りに、行きには気づかなかったものに気づいて停車。この…黄色矢印。
 
 
 
もしかして、コレって…
 
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橋!?なのか!?
 
ええー?どういう状態なんコレ?親柱?の向きもバラバラやし…。
 
 
 
 
念のため、手前のやつを確認してみたらば…
 
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「かみかわばし」。やっぱ当たりか!
 
 
 
 
向こうの親柱には
 
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「昭和38年3月竣」。「竣」で終わるとは珍しい。
 
 
 
 
この親柱のあたりが、
 
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唯一、橋っぽい。
 
 
 
が、実際のぞいて見ると…
 
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うーん、「橋感」に乏しいなあ…。
 
 
 
 
右の方に小さく写ったポストのところに3つ目の親柱があるのだが…
 
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ぐは(笑)。
 
まあよくあることよ(笑)。完全に隠れてないだけ全然マシってもの。
 
 
 
 
どれ…。
 
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「神川橋」。正式名称キマシタ!
 
 
 
 
現存している親柱は、この3本。うまいことお名前もお誕生日も判明した。残るは河川名だが、まあおそらく「神川」で間違いない。
 
 
 
改めて、全景を。
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現地ではそれこそテキトーにバババっと写真撮って立ち去ったが、こうして見ると、暗渠化された川の流れの部分がコンクリート舗装になっているのが一目瞭然だ。
 
こう見えてこの道はかつての県道。交通量をさばくための道路拡幅で神川が暗渠化された結果、橋の位置がよくわからんことになったのだと思われる。
 
街中などで、こうした「暗渠化された川に架かっていた橋の痕跡」を見ることが時々あるが、これはそういったものの変則パターン。なかなか面白かった。
 
 
 
以上、完結。