【3】より続く。
上川竪坑を背に、いよいよ奥へと進んで行こうとしたけど…
そうは問屋がおろさんぞ(笑)。
左手に即発見してしまった、新たな坑道入り口。
さらにそのすぐ北側…
いかにもアヤシイ!
ほれ、あったし!
一番初め、隧道の手前で見た穴と同じく、すぐに塞がれている。ただ、ここへきて初めてコンクリートで巻かれた穴に遭遇。
錆びきったポンプにつながる細い鉄管だけが、石積みの向こうへとつながっている。
そしてその北側に、建物の基礎。
右岸側では初めての建造物の痕跡。
ここもまた、自然と同化していく過程上にある。なんともいえないこの風合い…。素晴らしい!
そして。
そこからすぐ。川になにやら…
…!
軌道の橋梁キターー!!
隧道を通って初めに入ってきた左岸側、レールが藪に飲みこまれたのをご記憶だろうか?藪を抜けて渡河してくる位置にあるのが、この簡易なガーダー橋梁、という位置関係である。
…とか冷静に書いてるけど、現地ではウッヒョー!となって、思わず渡ろうとしたんやけど…
む、
無理。コレは無理(瀧汗)。
これまたアカンやつでした。
いや、レールの上を平均台よろしく歩けば、ヒトひとり分くらいの重量には耐えたかも知れんけど、あんだけ腐食しきったガーダーを見てしまうと、もう怖くって。
大した高さじゃないとはいえ、怪我はノーサンキューでござるよ(笑)。
そっから振り向けば、
コレは罠や。完全におびき寄せられてるパターンやないか!
繰り返しになるけど、この日の進路的には奥地側を向いてるけど、軌道的には起点方向へさかのぼってることになる。
そして、もいっちょ建物遺構。
これまたイマジネイティヴな。どんな施設だったんだろう…。三たび言うけど…
レールがあると、ほんと雰囲気が(以下略
それでー。
完全なる罠。
これぞ、Point of no return.
底知れぬ深みにはまりそうな予感を感じつつ…。
【5】に続く。