【4】より続く。
前回最後の画像。
セクシーなS字カーブを描いて奥へと消えるレール。そして…左端。階段が写っているのがわかるだろうか?
ここで素晴らしい写真をご覧いただこう。
【 写真提供「津島軽便堂写真館」様 】
どうですか!
1976年に撮影された、ほぼ同アングルの写真。かつての隆盛ぶりが手に取るように活写されている。例の階段から降りてくる作業員さんの姿。右手に写っているのが、おそらく前回最後から2枚目の建物基礎の、在りし日の姿だろう。
今(2010年やけど)では…
登るのがためらわれる状態に。迷ったけど、結局自重した。危なそうやったけど、思えば行っとけばよかったな~。
1976年にこの階段の上から撮影された、これまた素晴らしい写真をご覧ください。
どうですか!いやマジで、素晴らしい!
これまでご紹介してきたシーンのかつての姿が、この1枚の中に数多く収まっている。
隠れて見えないが、画像左上に、最初にご紹介した隧道がある。そこから手前に伸びてきたレールが渡河しているのが、前回ご紹介した朽ち果てたガーダー橋梁だ。なんとあの藪を嫌ってスルーしたエリアにも階段が見えてるやん!しまった~!
先ほど右岸へ渡ってきた橋よりも若干上流寄りかな?という位置に、今とは違う橋が架かっているのが見える。渡った先、数人の作業員さんがいる場所あたりの岩肌が、例の文字岩。建物の陰に鉱車が突っ込んでいるのが、あの上川竪坑入り口だ。そして画像右側に、前回ご紹介したいくつかの坑道入り口が点在している、と。
それらを捉えた、これまた素晴らしい写真をご覧ください。
どうですかったら、どうですか!(笑)
左端に見切れる寸前が、上川竪坑入り口。そこから二つの坑口が並んでいる。もちろん、前回紹介したものだ。右端の坑口も当然ながら閉じられていない。閉じるためだけにあんな石積みを…?そして、坑口群の上にも、驚きの構造物があるやんか!坑口脇の階段とか、まったく気づかんかった…。もしかして撤去された?コレは再訪したーい!
いや~素晴らしい画像でおさらいが出来てうれしいな~。
では、おさらいはいったん終了して、進んで行こう。
…って言ったそばから!
ポイント キターー!!
例の階段の横あたりの位置に。いや、とっくに死んでるけど、それでもコレはいいよ~!
贅沢にも見慣れてきた(笑)基礎を横目に、
S字をクリアしたレールはいったん消えるが、
短い橋梁で復活。いや~わかってるね~(笑)。
ここも枕木はかなりヤバそうに見えたが、中央に鉄板が敷いてあるので、信用して渡った。
もう、たまらんね~。
そして…そこからすぐ。
これまででもっとも立派な坑口、出現。
これも閉じられてしまっているが、やたらと立派やな~と感じたのを覚えている。
それもそのはず。
これは坑道の入り口ではなかった。これこそが、起点である板屋方面から湯ノ口を経てこの上川へと抜けてきた軌道の隧道に他ならない!
…って、もちろん帰ってきてからわかったんやけどさ(笑)。
またしても、お借りした写真を。
コレは、先ほどの小さな橋梁を渡ったあたりからの撮影じゃないかと思われる。しっかりと写っておりますがな、隧道のお姿が!いやほんと、大規模な構内やったんやな~。
このお借りした写真が撮影された1976年時点で、この写真より奥、つまり写真右奥方向はすでに使われていなかったらしい。
当然、行っておりますわたくし。
でも、期待しないでね(笑)。
【6】へ続く。
改めて…Special thanx to 「津島軽便堂写真館」様